税込み3万円台! お手軽Windows PC「ASUS E210MA」を相棒にして分かったこと(3/3 ページ)

» 2020年09月30日 12時00分 公開
[田中宏昌ITmedia]
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手頃な価格でバランス良くまとめた1台

 最後に、ベンチマークテストで本機の性能を確認しよう。

 CPUがデュアルコアのCeleron N4020(開発コード名:Gemini Lake Refresh)、メモリが4GBと最小限のスペックと言えるだけに、ベンチマークテストのスコアは期待できるものではないが、PCMark 10ではビジネス用途のEssentialでは3000代後半を記録しており、Webの閲覧や動画の視聴といった用途で不満は感じない。ただ、Zoomで画面共有などを行うと途端にCPU使用率が100%に張り付くので、過度な期待は禁物だ。

ASUS E210MA PCMark 10のテスト結果

 バッテリーレポートによると本機の設計容量は約38Whで、公称のバッテリー駆動時間は最長約12.7時間(JEITAバッテリ駆動時間測定法Ver.2.0)となっている。PCMark 10のModern Office Battery Lifeを実行したところ、画面輝度最大で約9時間10分(バッテリー残量は約6%)、画面輝度50%にすると約11時間14分(バッテリー残量は約5%)を記録した。これならば、1日持ち出してもACアダプターの心配をせずに利用できるだろう。

 ファンレスのため、高負荷時にボディーの発熱が気になるところだが、パームレストなど手が直接触れる部分ではほとんど熱を感じず、底面の奥側が熱を帯びる程度だった。ジーンズなどをはいていれば、膝の上で使っても気にならない程度で済む。

ASUS E210MA Battery Reportの画面
ASUS E210MA 画面輝度を最大にした状態でのModern Office Battery Lifeの結果

 本機の税別価格は3万3455円、税込みでも3万6800円と手頃だ。オフィススイートとして「WPS Office Standard Edition」も付属している。ローズピンク以外のカラーならば、税込み3万円前後で発売しているショップもあるようだ。セキュリティを重視してWindows 10 Sモードのまま子ども用のPCとして使ったり、ビデオ会議のメモに利用したり、サブノートPCとして気軽に持ち出してみたりと、さまざまな用途に活用できるだろう。

 同社が力を入れている「ASUSのあんしん保証」の対象になっており、購入後30日以内にMyASUSでユーザー登録を行えば、1年間の保証期間中、不慮の事故だけでなく、故意や天災など、いかなる理由で故障したとしても、本来かかる修理費用の20%の負担で修理できるのも魅力だ。

ASUS E210MA
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