ASUS JAPANの2in1モバイルPC「ZenBook Flip S UX371EA」は、開発コード名「Tiger Lake」こと第11世代Coreプロセッサを搭載したフリップタイプの13.3型モデルだ。Intelが最高のモバイル体験ができると認める「Intel Evo Platform」に対応するのに加え、最上位モデル(UX371EA-HL003TS)はDisplayHDR 500に対応する4K解像度の有機ELディスプレイを備えるなど、先進的かつプレミアムな仕様が特徴となる。その最上位モデルを入手したのでレビューしよう。
ボディーはアルミ合金製を採用する。「ジェードブラック」と呼ばれる少しかすみを入れたブラックが基調で、エッジ部分はダイヤモンドカットとカッパー塗装が施されており、キラキラと輝く。天板のASUSロゴやキートップの文字などもこのカッパーで統一されており、全体的にエレガントな雰囲気に仕上がっている。
ボディーの具体的なサイズは、約305(幅)×211(奥行き)×13.9(厚さ)mm、重量は約1.2kgだ。最近の13型クラスのモバイルPCとしてはやや重い。評価機を実測した重量は、1.213kgと公称値とほぼ一致した。
本製品は2in1タイプだけに、360度回転するヒンジを導入し、画面は自由な角度で利用できる。フリップして(裏返して)折りたためば、タブレットとしても扱える。
また、4096段階の筆圧検知に対応するペン「ASUS Pen (SA201)」が付属しており、ペン入力も行える。MPP(Microsoft Pen Protocol)2.0に対応し、単6型乾電池1本で動作する。
JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0による公称値は約13.4時間だ。4K解像度の有機ELディスプレイ搭載製品としてはかなり長いが、これは67Whと大容量のバッテリーを内蔵していることが大きい。
付属のACアダプターは、USB PD(Power Delivery)に対応しており、出力仕様は最大65Wだ。49分で最大60%の充電ができる急速充電に対応している。
続いて、内部スペックを見ていこう。
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