「Echo Show 10」をしばらく使って分かったメリットとデメリット山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/4 ページ)

» 2021年05月13日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

「ホームコンテンツ」オフでも画面が書き換わる問題はそのまま

 続いて、ここまで紹介できなかった機能をチェックしておこう。

 スピーカーは、ディスプレイから見て台座に当たるボディーに内蔵されている。従来モデルになかったウーファーを搭載するなど、同時期に発表されたEchoやEcho Dotと同様、音質を重視していることが分かる(ただしDolby Atmosなどは非対応)。またサブウーファーなどの追加にも対応している。

 実際に聞く限り、音はかなり低音に寄っており、音量を絞り込んで再生している時はその傾向がさらに顕著になる。本体の「サウンド」→「イコライザー」、またはAlexaアプリの「オーディオの設定」でベースを控えめに、トレブルを強調する設定にしてやれば、かなり聞きやすい音になる。

Echo show 10 従来の第2世代Echo Show(右)との比較。新たに3インチのウーファーを内蔵している
Echo show 10 標準状態ではかなり低音に寄っている音なので、イコライザーで調節してやるとよい。Alexaアプリでも同様の設定を行える

 Zigbeeに準拠したスマートホームハブ機能も搭載しているのも特徴だ。同じ機能はこれまでEcho Plusに採用されていたのが、2021年秋のモデルチェンジでEchoに統合されており、本製品でも標準搭載となった格好だ。

 現状、一定の入手性と実用性を兼ね備えたZigbee対応デバイスはHueしかなく、この機能が省かれてもほとんどのユーザーには影響しないはずだが、あえて追加されたのは驚いた。何らかの新展開があることを期待したい。

 もう1つ触れておきたいのは、画面に情報を表示する「ホームコンテンツ」機能についてだ。Echo Showシリーズには、絶えず画面に何かしらの情報をループ表示しようとする困った部分がある。「ホームコンテンツ」の項目を全てオフにしていても、しばらく時間が経つと必ず何かしらの情報を表示したり、また画面が思わせぶりに明滅したりする。

 筆者は未使用時のスマートディスプレイには時計だけ表示し、後はじっとしておいてほしい派だ。そのため、視界の隅に入っていると絶えず注意をそがれる現状の仕様のせいで、Echo Showの評価は以前から極めて低い(ちなみに時計モードを備えたEcho Show 5、さらにGoogle Nest Hubはこういった問題はなく、常時時計だけを表示しておける)。

Echo show 10 従来の第2世代Echo Showは「ホームコンテンツ」を全てオフにしても一部がすぐ元に戻る不具合らしき挙動がある(本稿執筆時点でも修正されていない)

 本製品でこの挙動が修正されていることを期待したのだが、試した限り、ホームコンテンツの項目を全てオフにしていても、おおむね1時間に1回のペースで、使い方を提案する画面が表示されてしまう。この数分間を除いては、画面左下に時計と気温だけを表示した状態を維持できるだけに、非常に残念だ。

 もっとも本製品は、未使用時には画面を見えない方向に待機させておけるので、筆者のように視界の隅で画面が動くのを目障りに感じるユーザーは、画面が後ろを向くように設定しておけばよい。とはいえこの場合、モーションがオンにせよオフにせよ、使う時に画面を前に向かせる手間がかかるので、あくまで対症療法に過ぎず、これによって製品の評価が上がるわけではない。

Echo show 10 「ホームコンテンツ」の画面。見かけ上は、ここの項目を全てオフにできる
Echo show 10 使い方提案の画面。「ホームコンテンツ」をどのように設定しても1時間に一のペースでこの画面が表示される。余計なお世話以外の何物でもない
Echo show 10 使い方提案の画面が表示されていない間は、画面左下に時計と気温だけを表示した状態を維持できる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  3. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  4. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  5. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  6. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  7. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  8. LGが4K有機EL TVの2026年モデルを発表 映像プロセッサを刷新し120Hz以上の高速表示にも対応 (2026年06月09日)
  9. カプセルトイ「手のひらネットワーク機器」第5弾のラインアップを決める“ユーザー選挙”投票受付を開始 (2026年06月10日)
  10. サンワ、ノートPCやタブレット背面を冷やせるペルチェ冷却クーラー (2026年06月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー