ベンチマークテストの結果を見よう。MyASUSの動作モードは、パフォーマンスモード(28W)とバランスモード(15W)の両方で実施した。
CINEBENCH R23のCPUスコアは、バランスモードが5161に対し、パフォーマンスモードでは5956だ。約15.4%良い結果が出ており、効果がしっかりと出ている。
CINEBENCHほどではないが、3DMarkやFINAL FANTASY XIV:漆黒のヴィランズベンチマークなどでもパフォーマンスモードのアドバンテージはしっかり感じられる。
PCMark 10/Modern Office Battery Lifeで計測したバッテリー駆動時間も、残り19%までで8時間36分動いた。ACアダプターなしでも十分実用的に使えそうだ。
ASUSTeKの2画面PCの歴史は古い。古くは2012年の「TAICHI21」、現在のスタイルでは2019年の「ZenBook Pro Duo」から数えて3世代目(14型では2世代目)になる。
2画面PCをまだイロモノ的な目で見ている人がいるだろうが、使い勝手は世代を重ねるごとに向上し、完成度が高まっている。シリーズが継続しているのも、実用的なPCとして受け入れられているからこそだろう。最新の本製品では、サブ画面の視認性が向上するとともに、新機能が加わって活躍の場面が増えた。
ASUS Storeでの販売価格は23万9800円(税込み、以下同様)となっている。安い価格ではないが、「1台で2画面が使えるPC」という他にはない付加価値を備えていること、最新のCPUのパワーをフルに引き出していること、Thunderbolt 4など先進の装備を搭載していることなどを考えれば、決して高価過ぎるということはないだろう。
なお、CPUをCore i5-1135G7(4コア8スレッド、最大4.2GHz)、SSDを512GBにした中位モデル(UX482EG-KA146TT)は17万9800円、さらにGPUをCPU内蔵のIris Xe Graphicsのみとした下位モデル(UX482EA-HY114T)なら15万9800円で用意されている。用途や懐事情に応じて選んで欲しい。
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