運動不足を可視化! このままではマズイと思わせてくれるスマートウォッチ「Amazfit GTR 3 Pro」で迎える旧正月(3/4 ページ)

» 2022年02月04日 12時30分 公開
[渡辺まりかITmedia]
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柔軟なカスタマイズに対応しているのも大きな魅力

 筆者はスマホのGalaxyシリーズを愛用していることもあり、以前はサムスン電子ジャパンの「Galaxy Gear S3」というスマートウォッチを使っていた。2つのボタンと回転するベゼルで操作するタイプのもので、それぞれのコントロールの役割は、上がホームボタンで、下が戻るボタン、そしてベゼルはカーソル移動またはスクロールを担っている。

 その操作に慣れてしまっていたため、Amazfit GTR 3 Proをタッチしてスクロールしたり、左から右にスワイプしたりして戻るなどの操作に戸惑ったのだが、「あれ、これはスマホと同じだ……」と考えを改めることで、スッとなじむようになった。人間の思い込みとは恐ろしい。

 Amazfit GTR 3 Proは、ホーム画面で右にスワイプすることで現在地の天気やPAI、睡眠時間などのアクティビティをチェックするためのアクティビティや、ミュージックプレイヤーなどを表示したり、上にスワイプして通知、下へのスワイプで設定リストを表示したりできる。

 先述したように多機能な製品で人によって使い方はそれぞれだと思うので、筆者が便利だと感じたところを紹介していこう。

 1つはモニタリングのカスタマイズが自在に行えることだ。心拍数を24時間モニタリングするかしないかを設定できるだけでなく、その間隔を1分/5分/10分/30分から選べる。もちろん、間隔が短ければバッテリーの減りは早くなる。また、心拍数モニタリングをオフ(手動測定)にしていても、運動時のみ測定するよう「アクティブ心拍数モニタリング」が別に用意されているのもいい。

Amazfit GTR 3 Pro 心拍数の自動モニタリング間隔は、1分から30分の間でカスタマイズ可能だ(右)。心臓に不安のある人であれば、「高心拍数アラート」「低心拍数アラート」をオンにすれば(左)、自動的に測定頻度は1分間隔になる

 また、ウォーキングやジョギングを始めた際に、わざわざスタートボタンのようなものを押さずとも、自動的に運動を検知して測定してくれる「運動検出」も優秀だ。感度を3レベルの中から選べる他、どの運動に対して有効にするのかもカスタマイズできる。

Amazfit GTR 3 Pro 運動の種類を「カテゴリ」から選ぶこともできるので、「ジョギング時は自動的に検出してほしいけど、歩くだけならしないでほしい」といったニーズにも対応可能だ

 以前使っていたGalaxy Gear S3では、運動を始めてから3分ほどたたないとトラッキングしない仕様だった。筆者の場合、運動といっても近所のコンビニ(徒歩5分)へ行く程度のため、ようやく検知した頃には、目的地に到着するといったことが多かったのだ。

 しかし、Amazfit GTR 3 Proでは、感度を「高レベル」にしておけば、運動開始から1分ほどで運動を検出し、わずかなワークアウトでも、きちんと反映してくれる。実にありがたい。

 歩数に関して、筆者は日常的にニッティング(編み物)を行うのだが、Galaxy Gear S3ではその腕の動きをウォーキングと勘違いして歩数にカウントしてしまっていた。しかし、本製品ではそういったこともなく、ほぼ実際の歩数のみをカウントしているようだ。これは、歩くとき以外に腕を動かす人――例えば、日常的にプレゼンを行う人や、板書をする教師など――にとって、正確な値を把握するのに役立つだろう。

 カスタマイズの豊富さでいえば、手首を持ち上げてディスプレイをオンにするかどうかだけでなく、その動作を終日オンにするか、就寝後はオンにしないかといった設定も行える。就寝時刻(手首を持ち上げてディスプレイをオンにするのを終了する時刻)の設定は、当日内だけでなく、いわゆる26時(アプリでは「明日2:00」と表示)などとすることも可能だ。誰も彼もが0時までに寝るわけではないことをよく分かっているなと感じた部分でもある。

Amazfit GTR 3 Pro 「表示と明るさ」から「手首を持ち上げて情報を表示」をタップ(左)。「オン」の項目が「オフ」になっている(中央)ので(文字だけ読むと分かりづらい)、タップして「設定時間にオン」を選ぶと、それまでグレーアウトしていた「開始時刻」と「終了時刻」のカスタマイズが可能になる(右)。「てっぺん(0時)を回ってから寝る場合に対応していない場合が多いんだよなぁ」と思いつつ、設定を開いたら日をまたいだ深夜の時刻も選べることに感動した

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