11世代Core i7を搭載した8型の超小型PC「GPD Pocket 3」でトリプルディスプレイ環境を構築(3/3 ページ)

» 2022年04月14日 12時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]
前のページへ 1|2|3       
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

トリプルディスプレイ環境でメインマシンとして活躍!

 Pocket 3を外付けキーボードとマウスをセットにして実務に導入したところ、通常のノートPCと大差なく作業できると感じた。もちろん、筆者のメイン業務が文章執筆であり、ほぼGoogleドキュメントしか使用しない、というのも大きいのだが、原稿内に挿入するための写真の編集(アプリはPhotoScape X)でも「遅い!」と感じることは全くない。

 手持ちの2016年製のSurface Bookでネックだった、エクスプローラーの表示の遅さから解放され、快適かつ効率の良い仕事環境を手に入れることができた。

 「8型ではディスプレイが小さすぎるのでは?」と言われそうだが、Thunderbolt 4端子とHDMI 2.0端子のおかげで、トリプルディスプレイ環境を構築できる。執筆用ウィンドウは本体のディスプレイ、検索した情報は左に配置した外付けディスプレイ、画像編集やエクスプローラー表示は右に配置した外付けディスプレイといった具合だ。

GPD Pocket 3 自宅の仕事環境。ドック代わりに「Satechi V2 マルチ USB-C ハブ 8-in-1」を使って、可能な限りケーブルの抜き挿しを少なくするよう工夫している

 「むしろ、デスクトップPCを買えばいいのでは?」とこれまた言われそうだし、事実、家人にも指摘されてしまったのだが、デスクトップPCでは持ち歩くのが難しい。しかし、Pocket 3なら、携帯が容易だし、単体でも何とか作業がこなせるし、片手に収まるコンパクトサイズゆえ、出先でもモバイルディスプレイや外付けキーボードを併用しても、作業スペースをそれほど必要としない。

GPD Pocket 3 周辺デバイスを工夫すれば、カフェの小さなテーブルでも作業がこなせるのはポイントが高い
GPD Pocket 3 狭いところでもデュアルディスプレイ環境で仕事を行える

 相変わらず、単体で使う際はかな入力派の筆者には苦しい部分もあるが、自宅ではメインのデスクトップPCとして、そして出先へも携帯できるメインマシンとして考えると、安い買い物だったといえる。

 とはいうものの、次なる新モデルが出たら、また食指が動いてしまうだろうなぁ……。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー