壁掛け対応スマートディスプレイ「Echo Show 15」を試して分かった際立つ個性山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/5 ページ)

» 2022年04月21日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

スピードが速すぎるフォトフレーム機能

 次に、新しく追加されたフォトフレーム機能について見ていこう。本製品は見た目が額縁のような形をしており、ここにAmazonフォトに登録されている写真に加え、Amazonが用意しているアート作品を表示することで、さながら額縁を飾っているように使うことができる。

 この機能のためにわざわざ本製品を買う人がいるとは思えないが、本製品で最も長時間表示されているのは、この画面になるという人は少なくないだろう。筆者自身、活用しきれていないタブレットを壁に掛けて画像をスライドショー表示できないか、過去に試したことがあり、この機能に関してニーズはあると感じる。

 通常はこのフォトフレームをオンにしておき、必要な場合に声をかけるという使い方にすれば、インテリア的に室内になじむ上、目障りなホームコンテンツのエフェクトからも逃れられる。このフォトフレーム機能自体も画面は定期的に書き換わるが、部分的にではなく全体が差し替わるためか、意外と目障りに感じないのが面白い。

Echo Show 15 フォトフレーム機能は、上段メニューの右下から起動する。あるいは音声で「フォトフレームを開いて」と呼びかけることでも表示される
Echo Show 15 起動したところ。時計などは一切表示されず、完全なスライドショー表示になる
Echo Show 15 斜め横から見たところ。視野角も広く、その外観と相まって本物の額縁付き絵画のようだ
Echo Show 15 タップすると再生メニューが表示される。アート作品のタイトルや作者名などの情報はない

 やや気になるのは、スライドショーの切り替え時間が最長でも24秒と、非常に短いことだ。過去の写真を表示するのならまだしも、アート作品を表示するのであれば、数時間に1回、場合によっては1日に1回切り替えるという選択肢があってもよさそうだが、本製品はどんなに長くても24秒、最短だと6秒で次のアート作品に切り替わってしまい、ゆっくり鑑賞する時間が全くない。

 画面をタップすると表示される再生メニューの中には一時停止機能があるため、それを使えば長時間止めておけるかと思ったのだが、一時停止のまましばらく経つとフォトフレーム機能自体が解除され、ホーム画面に戻ってしまう。

 また表示されるアート作品は、画面をタップしても再生にまつわるメニューが表示されるだけで、作品に興味を持ってもタイトルや作者名などの詳細を知ることができない。おそらくそうした属性を持ち合わせていないのだろうが、せっかくこれだけ大きな画面でアートを鑑賞できるのだから、スマホのAlexaアプリからはそういった情報を表示できるなどのプラスαはほしかったと感じる。

Echo Show 15 再生速度は6/12/24秒の3択で、鑑賞する間すら与えないスピードだ。分単位はもちろん、時間単位の選択肢もあってほしい
Echo Show 15 フォトフレームとホーム画面の表示内容は連動している。アートなどのコレクションだけでなく、個人のAmazon Photoの内容を表示することも可能だ
Echo Show 15 アートの他にトラベル、四季、自然といったジャンルが選択できる

 また、フォトフレーム機能を表示したまま音楽再生を行おうとすると、否応なく音楽の再生画面に切り替わってしまうのもネックだ。アート作品を表示したまま、クラシック音楽を鑑賞するニーズはありそうに思うが、現状ではそういった合わせ技に対応していない。前述のタイトルや作者名の表示などと合わせて、もう少し本製品ならではの作り込みがほしいと感じる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月12日 更新
  1. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  2. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  3. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
  4. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  5. リュック1つで展示会セミナーの音響セット構築レポ 現場で得た“2.4GHz帯混信地獄”を生き抜く教訓 (2026年03月11日)
  6. 最新Core Ultra X7 358Hの破壊力! 16型OLED搭載で内蔵GPUがディスクリート超え!? Copilot+ PC「Acer Swift 16 AI」レビュー (2026年03月10日)
  7. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  8. 「iPhone 17e」実機レビュー! 9万9800円で256GB&MagSafe対応 ベーシックモデルの魅力と割り切り (2026年03月09日)
  9. 「GeForce NOW」がサービスをアップデート Apple Vision ProやMeta Questで最大90fpsのゲーミングが可能に (2026年03月11日)
  10. 出張や通勤で荷物が増えても安心な「ミレー ビジネスリュック EXP NX 20+」が27%オフの1万3865円に (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年