4月22日、AMDからはCPU「Ryzen 7 5800X3D」に加えて、新GPU「Radeon RX 6400」を搭載したグラフィックスカードも投入された。複数社から一斉に売り出されており、価格は25000円強から2万9000円弱に収まっている(税込み、以下同様)。
Radeon RX 6400は、1月に登場したRadeon RX 6500 XT(搭載カードの価格は3万3000円〜3万7000円程度)の下位にあたるGPUで、RDNA 2アーキテクチャを採用するRadeon RX 6000シリーズのエントリー向けという位置付けだ。ストリームプロセッサは768基で、リファレンスカードのメモリはGDDR6を4GB搭載する。TGP(Total Graphics Power)は53Wで、補助電源は不要だ。
販売日の反響は、RX 6500 XTよりも上と語るショップが多かった。TSUKUMO eX.は「2万5000円台の低価格帯がまずまず売れていますね。GeForce GTX 1650搭載カードの対抗として、最小限のゲーミング環境を整えたい人に求められているのかなと思います」と話していた。
価格面以外にも、形状で注目を集める傾向も強いようだ。パソコンSHOPアークは「ロープロファイルで1スロットに収まるタイプが注目されていて、Sapphireの『PULSE RADEON RX 6400 GAMING 4G GDDR6』はすぐに売り切れました。物理的かつ電力的にもあまりハイスペックなものは組み込めない、けれどGPUを強化したいという人に支持されている気がします」という。
ロープロファイルで1スロットタイプは、他にも玄人志向から「RD-RX6400-E4GB/LP」が2万5000円強で出回っている。こちらもよく売れているという話をいくつかのショップで耳にした。
続いては、PCケースの新顔を見ていく。
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