接続方法は前回の14型モデルと同じく、USB Type-C、HDMIに加えて、VGA(アナログRGB/D-Sub 15ピン)にも対応している。VGAについては本体側のポートはmicroB端子で、そこからアナログRGBに変換する専用ケーブルを使う。この他、給電用にUSB電源アダプターもセットになるなど、付属品は充実している。
重量は公称で約283g、実測でも287gということで、iPad miniなど8型前後のタブレットとほぼ同等で、全長を考えるとかなりの軽さだ。ちなみにデスクトップ用スタンドを足しても398gと、こちらも軽量である。
では実際に使ってみよう。本製品は背面にボックス状の出っ張りがあり、その左側面にケーブルをつなぐポート類が、右側面にメニュー操作用のボタンが配置されている。VGA接続に対応しているという珍しさはあるものの、これらのレイアウトは、一般的なモバイルディスプレイとさほど変わらない。
背面にボックスが突き出た外観は前回の14型モデルと同様だが、今回の12.6型モデルはイヤフォンジャックが省かれている。本製品は一回りコンパクトなことから、搭載するだけの幅がなかったのだろう。ちなみにスピーカーは変わらず内蔵しているので、単体で音が聞けることに違いはない。
また従来の14型モデルは、画面を左右に分割して複数のポートから入力した映像ソースを並べて表示する機能を備えていたが、本製品では省かれている。本製品は従来の14型(3840x1100ピクセル)と比べて解像度が低く(1920×515ピクセル)、それを左右に分割するとなると、ローエンドのスマホ程度の解像度にしかならないためだろう。
このように解像度がお世辞にも高いとはいえないので、横向きでの利用時にタスクバーを表示していたりすると、天地がさらに圧迫されてしまう(試しに測ったところ467ピクセルしかなかった)。解像度とサイズ、それぞれについて従来の14型よりも制約があることは、把握しておいた方がよさそうだ。
OSDメニューについては、操作性の悪かった従来の14型からはガラリと刷新されており、左列に大分類、右列に具体的な項目が並ぶレイアウトが採用されている。バータイプでない同社のモバイルディスプレイのOSDメニューと同じデザインだ。
次にデスクトップ用スタンドをチェックする。
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