「Intel Arc A380」は「ストリートファイターV」をプレイするのに十分な性能なのか(6/6 ページ)

» 2022年10月20日 11時00分 公開
[西川善司ITmedia]
前のページへ 1|2|3|4|5|6       

「Xbox Game Bar」のススメ

 もしかすると日本語文字列の表示関連に起因したバグなのかもしれないが(海外メーカーのアプリではありがち)、例えばグラフィックスメモリの動作クロックを示すはずの「VRAM有効周波数」が「0FPS」と表示されるのだ。単位表記の「FPS」が間違えだとして、正しくは「MHz」だったとしても、数字の"0"はそもそもおかしい。

 その他にも3Dゲームグラフィックスをバリバリ描画しているはずなのに、描画負荷を表す「レンダリング・アクティビティ」が「0%」になっていることもあり、「この値って合っているの?」という表示がしばしば見受けられた。

G-Tune PL-B-A380 Intel Arc マウスコンピューター 「VRAM有効周波数」が「0FPS」とか、「レンダリング・アクティビティ」が「0%」は、表示としてちょっとおかしい気がするのだが……

 他にも、このGPUステータスのオーバーレイ表示機能に「インテル パフォーマンス・テレメトリー」のタイトル表示は無駄だ。2行分のスペースを専用していては邪魔だし(NVIDIAやAMDの同機能にこんなタイトル表示はない)、そもそも「テレ/メトリー」という改行表示が、駆け出しの海外企業が行った日本語ローカライズのようでみっともない。

 まあ、改行を直すよりは、筆者は、AMDやNVIDIAにならって、ここのタイトル表示はなくす改善を行うことを所望したい。

 なお、前述したように、Intel Arc Controlのオーバーレイ表示を行っていると、暴走こそしないが、ゲーム進行が一瞬、止まったりするグリッチ現象があったので、筆者は、Intel Arc Controlを使うのをやめて、評価期間中はWindows 10/11の標準搭載機能である「Xbox Game Bar」を使うようにしていた。

 これは、Windowsキー+Gキー、もしくは、ゲームコントローラの[Xbox]ボタンや[PS]ボタンを押すと出てくる、マイクロソフト製のオーバーレイ型サポートウィジェットで、この「パフォーマンス」タブをクリックすることで、PCに搭載されているCPUやGPUの負荷状態やフレームレートをリアルタイムにオーバーレイ表示してくれるようになる。

 Xbox Game Barの表示位置のカスタマイズ自由度は、実は表示位置を画面の四隅からしか選択できないNVIDIAのGeForce Experienceよりもよく、使いやすい。ちなみに、Xbox Game Barのこのオーバーレイ機能を使って以降は、例のグリッチ現象には出会わなくなったのでお勧めだ。

G-Tune PL-B-A380 Intel Arc マウスコンピューター Windows10/11標準搭載のオーバーレイウィジェット「Xbox Game Bar」でも、リアルタイムパフォーマンスメーターは表示できる
G-Tune PL-B-A380 Intel Arc マウスコンピューター ストリートファイターVではデッドスペースとなっている、画面中央に配置するのがベストだ。NVIDIAのGeForce Experienceにも同様の機能があるが、この位置に表示させることはできない

 繰り返しになるが、Arc A380のGPU自体、そして最新のGPUドライバ自体に不満はない。

 改善して欲しいのは、サポートソフト回りである。まぁ、こうした「サポートソフトの安定性」については、AMDやNVIDIAも、ユーザーからのフィードバックにもまれて鍛え上げられてきた経緯があるので、Intel Arc Controlも、いずれ立派なものになるのではなかろうか。

G-Tune PL-B-A380 Intel Arc マウスコンピューター
前のページへ 1|2|3|4|5|6       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  3. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  4. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  5. 縦に三つ折りする「Ewin 折りたたみ式ワイヤレスキーボード」がタイムセールで12%オフの4820円に (2026年06月10日)
  6. DJI初の360度カメラドローン「DJI Avata 360」実機レポ 多彩な8K空撮、これは“空飛ぶOsmo 360”だ (2026年06月11日)
  7. 夜間もフルカラーで鮮明に記録できる「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ 5MP」が15%オフの7674円に (2026年06月10日)
  8. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  9. 実売5万円切り! GEEKOMの格安ミニPC「AIR12」実機レビュー (2026年06月11日)
  10. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー