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バッテリー内蔵で715g! 無線と有線接続に対応した15.6型の軽量モバイルディスプレイをiPhoneやAndroidデバイスに接続して分かったことモバイルディスプレイの道(3/5 ページ)

» 2023年01月19日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

ワイヤレス接続の実用性は?

 さて本製品は、有線接続以外にワイヤレスでの接続もできることが大きな特徴だ。今回はWindowsに加え、AndroidおよびiOSで検証した。

 まずWindowsだが、Miracastを使って接続する。Windows 11であればアプリのインストールも必要なく、標準の機能だけで完結する。

 手順としては、まず本製品の入力元を無線に切り替えて待機状態にした後、Windowsマシン側で検出を実行し、本製品が見つかったらタップして選択するだけだ。接続完了後は有線接続時と同様、解像度や拡大率、向きの変更といった操作を行える。

 パフォーマンスは高く、動画の再生なども含めて遅延はほとんどない。リフレッシュレートは標準の60Hzから下げることもできるが、そのままで問題ないだろう。

 本製品は相手に渡して操作してもらえる「ハンドアウト型」であることが特徴だが、このワイヤレス接続時はペン操作には非対応で、HDCPにも非対応となる。これは後述のAndroidおよびiOSについても同様なので注意したい。

RICOH Portable Monitor 150BW リコー モバイルディスプレイ 15.6型 ワイヤレス まずは設定画面で「入力切替」を「無線接続」へと変更する(デフォルトではUSBポート1)
RICOH Portable Monitor 150BW リコー モバイルディスプレイ 15.6型 ワイヤレス 接続待機中の画面へと移行する。この状態でデバイス側の設定へと移る
RICOH Portable Monitor 150BW リコー モバイルディスプレイ 15.6型 ワイヤレス Windowsで「Windowsキー」+「K」を押してキャスト画面を開く。接続可能なディスプレイとして本製品が表示されているので、クリックして接続を試行する
RICOH Portable Monitor 150BW リコー モバイルディスプレイ 15.6型 ワイヤレス Windowsへのログイン名が表示され「接続しますか?」と尋ねられるので「OK」をタップ
RICOH Portable Monitor 150BW リコー モバイルディスプレイ 15.6型 ワイヤレス 接続が完了し、Windowsの画面がミラーリングで表示される。左上のメニューからは回転や音量調整などの設定が可能(非表示にもできる)だ
RICOH Portable Monitor 150BW リコー モバイルディスプレイ 15.6型 ワイヤレス Windowsからは通常のディスプレイとして認識される
RICOH Portable Monitor 150BW リコー モバイルディスプレイ 15.6型 ワイヤレス リフレッシュレートは60Hzで変更も可能だが、パフォーマンス的には十分なのでこのままでよいだろう
RICOH Portable Monitor 150BW リコー モバイルディスプレイ 15.6型 ワイヤレス タッチ操作を行いたい場合はWindows側で許可する必要がある
RICOH Portable Monitor 150BW リコー モバイルディスプレイ 15.6型 ワイヤレス 画面の複製/拡張などの切り替えはこちらでも行える
RICOH Portable Monitor 150BW リコー モバイルディスプレイ 15.6型 ワイヤレス 一度接続するとリストに登録され、次回からは簡単にアクセスできるようになる
手前のWindowsノートから、後方の本製品にミラーリング出力し、スクロール操作を行っている様子。多少の遅延はあるが動きはなめらかで、画面と同期したプレゼン用途でも支障はないだろう

 次はAndroidデバイスとの接続を見ていこう。

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