うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、12月3日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
米Microsoftは12月5日(現地時間)、「Microsoft Copilot」に導入する予定の新機能を発表した。
Microsoft Copilotは2023年2月に「新しい Bing」としてリリースされたAIチャットサービスだ。11月にCopilotへのリブランドが行われた。今回発表された新機能は、いずれも2024年をターゲットにしており、リリース1周年を意識したもののようだ。
まず、CopilotにOpenAIの最新モデル「GPT-4 Turbo」を導入する。GPT-4 Turboは2023年4月までのデータでトレーニングされており、より新しい内容に答えることができる。また、コンテキストウィンドウがGPT-4の4倍となる12万8000トークンに増えており、長文での回答も可能となる。
画像生成AIとしては、更新された「DALL・E3」に対応。Copilotでは既にDALL・E3に対応しているが、更新されたモデルを使用することで、さらに高品質で正確な画像を生成できるようになったとのことだ。
この他、EdgeブラウザのCopilotが、Webサイトのテキスト書き換えに対応した。Bingで検索した際にその検索意図を理解し、関連性の高い検索候補を表示するDeep Searchなどが導入予定となっている。
日本マイクロソフトは12月6日、法人向けソフトウェアおよびクラウドサービスの価格改定を発表した。日本円の為替変動に伴い、2024年4月以降、いずれも20%の値上げとなる。
今回の価格改定は、ハードウェア(Surfaceなど)や一般消費者向けに提供しているWindows、OfficeおよびMicrosoft 365サービスなどは対象外となる。日本マイクロソフトの製品がリセラーを通じて販売される間接販売の場合、最終価格と販売通貨は引き続きリセラーによって決定される。
日本マイクロソフトはソフトウェアおよびクラウドサービスについて、現地通貨の米ドル為替レートを反映した価格設定を行っている。これにより、地域や通貨が異なる顧客でも、一貫した価格設定を保証する。日本以外でも、2024年2月以降にインド、韓国、ノルウェーなどでも値上げとなるが、その中でも日本の値上げ率は最も高くなっている。
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