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マウスコンピューター初のChromebookの実力は? 「mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」を試す(3/4 ページ)

» 2024年06月25日 15時00分 公開
[Yukito KATO, 井上翔ITmedia]

ベンチマークテストで実力をチェック!

 最後に、簡単ではあるがmouse Chromebook U1の実力をベンチマークテストを通してチェックしていこう。なお、いずれのテストも3回実施した結果(スコア)の平均値を掲載している(端数は小数第一位で四捨五入)。

Octane 2.0(JavaScriptパフォーマンステスト)

 まず、Googleがかつて開発していたJavaScriptのテスト「Octane 2.0」を実施した。総合スコアの平均は5万883ポイントだった。

 Chromebookが搭載するChromeOSは、作業の大半をWebブラウザ(Google Chrome)上で行う。そのことを考えると、十分なパフォーマンスは備えているといえる。

Octane 2.0の結果 Octane 2.0の結果(ベストな値)

Geekbench 6.0

 ここからは、「Google Play」からダウンロードできるAndroid端末向けのベンチマークテストアプリを使ってテストを実施する。

 まず、クロスプラットフォームのベンチマークテストアプリ「Geekbench 6.0」を使ってCPUとGPUの性能をチェックした。スコアの平均値は以下の通りだ。

  • CPUテスト(シングルコア):1046ポイント
  • CPUテスト(マルチコア):2243ポイント
  • GPUテスト:3041ポイント

 スコアだけを見ると、最新のハイエンドスマホにはかなわない。しかし、数年前のエントリーCPUを備えるChromebookと比べると、改善はしている。

Geekbenck 6.0(CPU) Geekbenck 6.0の結果(CPUテストのベストな値)
Geekbenck 6.0(GPU) Geekbenck 6.0の結果(GPUテストのベストな値)

Geekbench ML

 モノはついで、ということでGeekbench本体から独立して配信されている、TensorFlow LiteベースのAI(人工知能)処理テスト「Geekbench ML」も実施してみた。総合スコアの平均は以下の通りだ。

  • CPU演算:187ポイント
  • GPU演算:1万639ポイント

 Xe-LPアーキテクチャの内蔵GPUを備えていることもあり、GPUを使った処理パフォーマンスは比較的良い。オンデバイスでの画像処理を行う場合は、思った以上に快適な動作を期待できそうだ。

Geekbenck ML(CPU) Geekbenck MLの結果(CPUテストのベストな値)
Geekbenck ML(GPU) Geekbenck MLの結果(GPUテストのベストな値)

3DMark

 3Dグラフィックスのテストアプリ「3DMark」のうち、本機の内蔵GPUでも動作する「Wild Life」と「Sling Shot」も試してみよう。総合スコアの平均は以下の通りだ。

  • Wild Life:2303ポイント
  • Sling Shot:4818ポイント

 こちらも最近のハイエンドスマホと比べるとスコアこそ低いが、数年前のエントリーCPUを備えるChromebookよりは改善されている。3Dグラフィックスをバリバリ使うゲーム向けのChromebookではないので、これだけの性能が出れば十分だ。

Wild Life 3DMarkの結果(Wild Lifeのベストな値)
Sling Shot 3DMarkの結果(Sling Shotのベストな値)

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