最後に、簡単ではあるがmouse Chromebook U1の実力をベンチマークテストを通してチェックしていこう。なお、いずれのテストも3回実施した結果(スコア)の平均値を掲載している(端数は小数第一位で四捨五入)。
まず、Googleがかつて開発していたJavaScriptのテスト「Octane 2.0」を実施した。総合スコアの平均は5万883ポイントだった。
Chromebookが搭載するChromeOSは、作業の大半をWebブラウザ(Google Chrome)上で行う。そのことを考えると、十分なパフォーマンスは備えているといえる。
ここからは、「Google Play」からダウンロードできるAndroid端末向けのベンチマークテストアプリを使ってテストを実施する。
まず、クロスプラットフォームのベンチマークテストアプリ「Geekbench 6.0」を使ってCPUとGPUの性能をチェックした。スコアの平均値は以下の通りだ。
スコアだけを見ると、最新のハイエンドスマホにはかなわない。しかし、数年前のエントリーCPUを備えるChromebookと比べると、改善はしている。
モノはついで、ということでGeekbench本体から独立して配信されている、TensorFlow LiteベースのAI(人工知能)処理テスト「Geekbench ML」も実施してみた。総合スコアの平均は以下の通りだ。
Xe-LPアーキテクチャの内蔵GPUを備えていることもあり、GPUを使った処理パフォーマンスは比較的良い。オンデバイスでの画像処理を行う場合は、思った以上に快適な動作を期待できそうだ。
3Dグラフィックスのテストアプリ「3DMark」のうち、本機の内蔵GPUでも動作する「Wild Life」と「Sling Shot」も試してみよう。総合スコアの平均は以下の通りだ。
こちらも最近のハイエンドスマホと比べるとスコアこそ低いが、数年前のエントリーCPUを備えるChromebookよりは改善されている。3Dグラフィックスをバリバリ使うゲーム向けのChromebookではないので、これだけの性能が出れば十分だ。
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