ノートPCのSSDを1TBから4TBに取り替える! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってお引っ越し【後編】(4/4 ページ)

» 2024年08月06日 17時00分 公開
[井上翔ITmedia]
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クローニングは果たして成功したのか?

 クローニングが終わったら、移行先の新しいSSDをPC(ThinkPad X13 Gen 3)に戻す。基本的に、外す時と逆の手順で作業を進めればいい。

 電源を入れて、新しいSSDで起動できれば作業は完了だ。もちろん、問題なく起動できた

クローニング完了 移行先のパーティション情報を「ディスクの管理」ウィンドウで確認する。先述の通り、移行元のSSDとの容量差は「未割り当て領域」として認識されている。しかし、約2.7TBの空き領域が出現するのは、気持ちの良いものだ

 WD BLUE SN5000(1TB)は、PCにおいて公称スペックとほぼ同じパフォーマンスを発揮できている。

CrystalDiskInfo CrystalDiskInfo 9.3.2でWD BLUE SN5000(1TB)の情報を確認
CrystalDiskMark CrystalDiskMark 8.0.5でWD BLUE SN5000(1TB)のパフォーマンスをチェック。おおむね公称値通りにパフォーマンスを発揮した

USBストレージとしての「M.2 NVMe SSDクローンBOX」のパフォーマンスは?

 M.2 NVMe SSDクローンBOXは、2基のM.2スロットをそれぞれ“独立した”USBストレージとして認識させることができる。1基のみ使う場合はSOURCEとTARGET、どちらのスロットを使っても構わない。2基使う場合は、基本的にTARGET側に入れたSSDの方に若いドライブレターが割り振られる。

 接続規格はUSB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)となるため、最大速度は読み書き共に毎秒1000MB前後となる。「余ったSSDを外付けストレージとして使いたい」というニーズはもちろん、「とにかく容量の大きいストレージを作りたい!」という要望も満たせる。

参考値 参考に、WD BLUE SN5000(1TB)を本ケースでUSB接続した場合のCrystalDiskMark 8.0.5の計測結果を貼っておく。USB 10Gbps接続なので、さすがに本領発揮とは行かないが、そこそこ速いストレージとして運用できるのはありがたい

 筆者は普段、SSDの換装時にOSのクリーンインストールをすることが多い。しかし、データの書き戻しやアプリの再インストールの手間は、以前と比べると楽になったとはいえ残っている。

 その点、M.2 NVMe SSDクローンBOXを使えば、SSDの着脱時間を含めても30〜40分程度で換装作業が完了する。これは非常に楽でよい。今後は、ディスククローニングデバイスを使って環境移行しようかどうか、迷うところである。

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