最近、CPUではRyzenシリーズを求める人が増えていると複数のショップで聞く。しかし、売れ行きにつなげるにはいくつか悩ましい問題があるとのコメントが続くことが多い。
8月に登場した新世代「Ryzen 9000」シリーズは、上位の「Ryzen 9 9950X」と「Ryzen 9 9900X」の人気が高いが、アキバの街全体で品薄傾向にが続いている。
TSUKUMO eX.は「8月下旬に登場したばかりだから仕方がないですが、需要に供給が追いついていない状況ですね」という。
ただ、この件を心配する声はあまり聞かない。目立つのは「Ryzen 7 7800X3D」の価格に関するコメントだ。8月下旬には6万5000円前後だったが、先週末は8万円弱となっていた。あるショップは「年明けからしばらくは5万円台でした。Ryzenでも突出した人気があるモデルですが、それゆえか価格の変動がすごいんですよね。さすがに今は様子見している人が多いんじゃないかと思います」と話していた。
現状では、上位の「Ryzen 9 7900X3D」とほとんど価格差がないが、それでも人気の移動はあまり起きていない様子だ。パソコンSHOPアークは「7900X3Dは(X3Dの特徴である大容量キャッシュ技術)AMD 3D V-Cacheが6コアにしか利かないので、ゲームだとやはり8コアで使える7800X3Dが選ばれます。使い方によりますが、単純な値段差で選ばれる感じではないですね」と解説する。
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