エプソン販売は、同社が推進しているプログラミングとプロジェクションマッピングを組み合わせた教育アプリケーション「プログラマッピング」のデモや、主力製品の1つであるプリンタの展示を行っていた。
プログラマッピングは、Scratchに似た独自のビジュアルプログラミングツールを使って映像やキャラクターなどを動かすプログラムを作り、プロジェクターを使って壁や天井、階段などさまざまな場所にその映像を投影して楽しむというものだ。
デモに使われていたプロジェクター「EB-760WI」は電子黒板機能も搭載した高機能なものだ。ただし、実際にプログラマッピングを学校などで実施する場合は、もっとコンパクトなモバイルプロジェクターを使った方が便利そうだ。
学校における掲示物印刷ニーズに応えるべく、A3ノビ対応のビジネスプリンタ「PX-M6712FT」も展示されていた。
富士通子会社のSIer(システムインテグレーター)である富士通Japanのブースでは、同社が開発した小学校の図書室向けシステム「K-12図書館 LS@SCHOOL」のデモを行っていた。
K-12図書館LS@SCHOOLは、小学校の図書室で児童が“自分で”本を借りたり返したりするためのシステムだ。それだけに、分かりやすいUI(ユーザーインタフェース)と親しみやすい画面デザインを特徴としている。
アイ・オー・データ機器のブースでは、同社が得意とする液晶ディスプレイやWebカメラなどを展示していた。
液晶ディスプレイをプッシュしていたのは、文部科学省が2025年1月に公開した「学校のICT環境整備3カ年計画」において教員用の業務用ディスプレイの1人1台整備が明記されたからだ。
ノートPCを手前に置いて使う場合、標準のスタンドでは高さが足りず、液晶ディスプレイとノートPCの液晶ディスプレイがかぶってしまうことがある。アイ・オー・データ機器では、この問題に対処するためのディスプレイ台座も販売しており、ディスプレイと一緒に展示していた。
その他、180度という広い画角を実現したWebカメラの新製品「TC-MC400W」のデモや、Thunderbolt 3対応の4ベイRAIDストレージの展示、自社が取り扱うVerbatim製USB Type-Cハブなども展示していた。
「Next GIGA」に向けたアピールはまだまだ続く! 「NEW EDUCATION EXPO 2025」で見かけた注目PCはこれだ
AI時代の教育革新とは――Googleと日本マイクロソフトの公演から見えた「Next GIGA」の胎動
「Next GIGA」に向けてPC周辺機器メーカーの動きも活発に さまざまな視点から教育の“質向上”を提案
Windowsだけじゃない! AIで便利に使える「ChormeOS」の進化ポイントまとめ
“鉛筆をぶっ刺して発煙”を回避せよ NECの第2期GIGAスクール向けPC「Chromebook Y4」のこだわりCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.