NTTドコモとレッドベンド・ソフトウェア・ジャパンが5月18日、モバイル機器向けソフトウェア管理(MSM)ソリューションのライセンス包括契約を結んだことを明らかにした。ドコモおよびドコモとiモードのライセンス契約を締結した通信事業者は、レッドベンドが提供するMSMソリューションを利用できる。
レッドベンドのMSMソリューションは、国内でも2007年から端末のファームウェアアップデートなどに利用されており、シャープやNEC、富士通、京セラなどの端末メーカーがすでにそのソリューションを採用しているが、包括契約により、ドコモ向けの端末には安価に同社のソリューションを搭載できるようになる。
今回のレッドベンドとドコモの包括契約では、無線ネットワーク経由でファームウェアの更新(Firmware Over-the-Air/FOTA)ができる「vCurrent Mobile」、モバイル機器のプロビジョニングや設定、サポートなどに利用できるデバイス管理(Device Management/DM)用のクライアント「vDirect Mobile」、そしてソフトウェアコンポーネントを無線経由で配信(Software Component Over-the-Air/SCOTA)できる「vRapid Mobile」がライセンスの対象となっている。
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