NTTドコモと東京大学医学部附属病院は8月26日、医療分野でモバイル機器を活用するための環境作りについて共同研究すると発表した。9月1日から4年間、東大病院22世紀医療センター内に社会連携講座「健康空間情報学」を開設して研究を進める。
共同研究は、個人がモバイル情報機器を活用して健康を管理したり、個人がより自分にあった医療を受けられるようにするための環境整備を目的とするもの。受診する病院ごとに分散している個人の医療情報を統合化して利用するなどといった、医療分野の課題の解決を目指す。
ドコモはモバイル関連の技術やノウハウを活用し、分散している個人の診療データと自身で測定する医療情報をモバイル機器で仮想的に統合するための技術を研究。東大病院は、保有する医療技術や情報システム技術、医療現場の知見を活用し、より高品質な医療を提供するための医療情報環境に関する実証実験を行う。
健康管理はケータイで――ドコモ、企業・自治体向けサービス「ウェルネスサポート」提供
“美と健康”をサポートする防水ケータイ――「F-08A」
機器のメーカーや種類に依存しない健康管理サービスを――ウィルコムが汎用ソフト開発キット提供
2012年、モバイルヘルスケアサービス市場は1600億円規模に
ウィルコムら4社、電子カルテを活用した医療サービスを開発――6月1日から試験サービスCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.