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我慢しないLED照明選び――2012年夏

» 2012年08月10日 19時06分 公開
[ITmedia]
「今年の夏は自宅で節電をしますか」の回答(出典:ネオマーケティング)

 昨年ほど逼迫(ひっぱく)してはいないものの、まだまだ予断を許さない電力供給。さらに電気料金値上げといった要因もあり、家庭の節電に対する意識は衰えていない。インターネット調査のネオマーケティングが実施した「節電に関する調査」(※1)によると、83.6%の人が「今年の夏も自宅で節電する」と回答したという。また節電の内容では「こまめに照明を消す」が1位。「節電のために購入した機器」の設問でも「LED電球」がトップになるなど、家庭内消費電力量の16.1%を占める照明器具(※2)に注目している人は多い。

 逆に節電をしない人に理由を聞くと、上位には「面倒だと思うから」「我慢するのが嫌だから」といった意見が並ぶ。確かにエアコンの設定温度を上げたり、テレビを消したりといった方法では我慢も求められるだろうが、ことLED照明に関していえば、手間は電球を買ってきて取り換えるだけ。しかも数年前には「暗い」「光が広がらない」といった不満が多かったものの、今年は全方向に光が広がりながら800ルーメン(白熱灯60ワット形相当)を超える明るい製品が次々に登場している。つまり、我慢しながら使う必要がないレベルに達したといえるだろう。

節電しない人の理由

 そこで今回は、これらの大光量/全方向タイプの電球色タイプの最新モデルを徹底比較。同じ部屋、同じ機材、同じ設定のカメラで撮影した写真を並べ、個々の製品を紹介していこう。また、和室、洋室、食卓といったシチュエーションごとに各製品を徹底比較。参加スタッフの意見を総合してランキングを作成した。用途に合わせ、製品を選ぶ際の参考にしてもらえれば幸いだ。

今回取り上げる800ルーメンクラスの全方向タイプLED電球

 あわせて、ここ1年で急速に低価格化が進んだLEDシーリングライトの最新事情も取り上げる。シーリングライトといえば、天井の中央に取り付けるメイン照明。もともと蛍光灯が主流だったため、節電効果は電球ほど大きくはないものの、長寿命や「すぐに点く」といったLEDならではの利点に加え、調光や調色などの付加機能もある。今回は、ビックカメラ新宿店におじゃましてLEDシーリングライトの最新動向を探った。

LEDシーリングライト最新事情(掲載中)

 1. LEDシーリングライトの売れ筋は? ビックカメラ新宿店西口店に聞く」

家電量販店で次第に売り場面積を拡大しているLEDシーリングライト。節電や長寿命といったメリットに加え、調光や調色、間接照明付きなど、個性豊かな製品も登場している。




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※1 20歳以上の男女500人を対象に同社が運営するアンケートサイト「アイリサーチ」システムを利用したWebアンケート形式で調査。調査期間は2012年7月17日〜18日

※2 出典:資源エネルギー庁 平成16年度 電力需給の概要

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