コラム
» 2009年08月12日 20時36分 UPDATE

ふぉーんなハナシ:iPhoneやスマートフォンでは災害用伝言板に“登録”できない?

“スマートフォンのみ”を利用している人は注意が必要です。

[田中聡,ITmedia]

 8月11日に静岡県で発生した地震で、初めてケータイの「災害用伝言板」を利用した人もいるのではないだろうか。この災害用伝言板は、ドコモ端末はiMenuのトップ、au端末はau oneのトップ、ソフトバンクモバイル端末はYahoo!ケータイのトップページからアクセスできる。

photophotophotophotophotophoto ドコモ、au、ソフトバンクの災害用伝言板には、公式ポータルのトップページからアクセスできる
photophoto 伝言板に登録された安否情報の確認は、PCやスマートフォンからもできる。画面は「iPhone 3GS」。ソフトバンクユーザーが登録した安否情報の確認は http://dengon.softbank.ne.jp/ から

 ここでふと思ったのが、キャリアの公式インターネットサービス(iモード、EZweb、Yahoo!ケータイ)を利用できないスマートフォンは、災害用伝言板を利用できるのかという点。ドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルに確認したところ、「登録された安否情報の確認はPCやスマートフォンから可能だが、安否情報の登録はできない」とのこと(確認方法は2009年08月11日の記事を参照)。なお、イー・モバイルとウィルコム端末は、スマートフォンからも安否情報を登録できる。

 iPhoneユーザーが増加しているソフトバンクモバイルはもちろん、今春から夏にかけて「BlackBerry Bold」や「T-01」、そしてAndroidケータイ「HT-03A」を発売したドコモも、端末ラインアップの“スマートフォン率”が高まっているだけに、スマートフォンのみを使っているユーザーは増えているだろう。それだけに、一般の音声端末以外からも安否情報を登録できるよう改善を望みたい。

 3社ともスマートフォンの対応について「検討すべきこととして認識している」とのことだが、対応時期など「具体的なことは決まっていない」という。また、「対応する場合は1社だけではなく、他社も含めて連携する形になるだろう」(ドコモ)とのこと。ドコモの場合、そもそもサービス名が「iモード災害用伝言板サービス」なので、サービス名を変える必要もあるかもしれない。

 iPhoneについては、以前使っていた機種のアドレス帳をコピーできる「電話帳コピー」や、新着メール(MMS)のセンター問い合わせができる「新着MMS」を提供するなど、不足していた機能をアプリでカバーしてきた。今後は“災害用伝言板アプリ”が提供されたりするかもしれないので、新たな対応に期待したい。

 iPhoneをはじめ“スマートフォンのみ”を使っているユーザーは、災害が起きた際に(安否状況が登録されておらず)家族が心配しないよう、「現状は自分のケータイからは安否情報を登録できない」旨を家族に伝えておいた方がいいだろう。

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