「ドコモプレミアクラブ」ポイントの有効期限や付与率、利用条件などを変更

» 2010年10月19日 15時55分 公開
[園部修,ITmedia]

 NTTドコモが10月19日、ドコモユーザーを対象に展開している入会金・年会費無料の会員サービス「ドコモプレミアクラブ」と「ドコモビジネスプレミアクラブ」のサービス提供条件などを見直すと発表した。2010年10月1日以降、サービス内容に応じて順次改定を行う。

 具体的には、

  • ドコモポイントのプログラム見直し
  • 「ケータイ補償 お届けサービス」利用料金の変更
  • 故障修理時のサービス内容の一部見直し

などを予定している。

ドコモポイントの有効期限延長と用途の拡大、付与ポイントの見直し

 ドコモポイントは、現在ポイントを獲得した年度末から2年1カ月経過後の4月末までの、最長37カ月間が有効期限となっているが、今回の見直しに伴い、有効期限が1年1カ月延び、ポイントを獲得した年度末から3年2カ月後の5月末まで延長する。これにより最長50カ月間有効となる。ケータイの買い替えサイクル長期化に合わせた変更だという。

 なお、すでにユーザーに付与したドコモポイントも、有効期限を1年1カ月延長するため、2011年4月末に無効になる予定だった、2008年度に獲得したポイントは、2012年5月末まで利用可能になる。

 ドコモポイントは、機種変更時の端末購入代金や故障修理代金の支払い、ポイント交換対象商品との交換などに利用できたが、これらに加えてiモード向け「ドコモマーケット」でのコンテンツ購入や、「ケータイ補償 お届けサービス」の補償利用時の負担金などに使えるようになる。さらにDCMX会員なら、貯まったドコモポイントをマイルや商品券に交換できる。

 ちなみに10月1日からは、これまでプレミアステージのユーザー限定だった、DCMXやDCMX miniで「iD」を使った際のショッピング利用代金に充当できる電子クーポン「DCMX(iD)クーポン」の利用が全ドコモプレミアクラブ会員に拡大されており、プレミアステージのユーザーに関しては交換レートの向上も行っている。

 なおドコモポイントの有効期限を延長し、用途も拡大するのに合わせ、2011年4月付与分から、プレミアステージの特典である「継続利用期間が10年以上」かつ「年間累計ステージポイントが2500SP以上」のユーザーをのぞき、ドコモポイントの付与率を1ポイントずつ引き下げる。これにより、1stステージは100円につき1ポイント、2ndステージは100円につき2ポイント、3rdステージは100円につき3ポイント、プレミアステージは100円につき4ポイントの付与となる。10年以上の利用で年間累計2500SP以上(月平均で税抜き2万900円以上利用している人)のみ、ポイント付与率は100円につき7ポイントのまま変わらない。

ドコモプレミアクラブのステージ別ポイント付与率
条件 ステージ 2011年3月まで 2011年4月以降
10年以上利用で年間2500SP以上 プレミアステージ 7ポイント 7ポイント
10年以上利用もしくは年間2500SP以上 プレミアステージ 5ポイント 4ポイント
8年以上利用もしくは年間1500SP以上 3rdステージ 4ポイント 3ポイント
5年以上利用もしくは年間1000SP以上 2ndステージ 3ポイント 2ポイント
5年未満利用かつ年間1000SP以下 1stステージ 2ポイント 1ポイント

ケータイ補償 お届けサービスの料金変更

 スマートフォンなど高機能機種の普及などを鑑み、ドコモは2011年2月1日以降にケータイ補償 お届けサービスに加入する人や、機種変更などで補償対象端末を新しいモデルに変更する人を対象に、月額料金と補償利用時の負担金を変更する。

 現在は、月額料金が315円均一で、1回あたりの補償利用時の負担金も一律5250円となっているが、スマートフォンやPROシリーズの端末などを中心に月額料金と2回目利用時の負担金の値上げを行う。ただし標準機種の月額料金は若干値下げする。つまり2011年2月1日以降は、一般的なケータイはケータイ補償 お届けサービスの月額料金を294円とする一方、スマートフォンなどは399円にする。1回あたりの補償利用時の負担金は、1回目が5250円だが、2回目は8400円となる。

ケータイ補償 お届けサービスの料金変更(2011年2月1日)
  2011年1月末まで 2011年2月1日以降
月額料金 315円 防水機能付きの標準機種:294円、スマートフォンなどの高機能機種:399円
1回あたりの補償利用時の負担金 5250円 1回目:5250円、2回目:8400円
補償利用回数 1年間に2回まで 1年間に2回まで
※補償利用時の負担金は、補償申し込み時に、過去1年以内にサービスの利用(補償申し込み)がない場合に限り、1回目が5250円になる

故障修理時のサービス内容を変更

 ドコモでは、故障したケータイの修理は、使用上の誤りや不当な修理・改造をのぞき、保証対象となっており、購入から3年間無料で受け付けている。この無料での故障修理サービスは現状のまま継続する。保証対象外の故障の修理代金は、修理代安心サポートにより無期限で上限が5250円となっているが、2011年4月1日以降は、適用期間が購入から3年間になる。

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