「モバゲー」スマートフォン版公開 Samsungと協力して海外展開も

» 2010年12月15日 21時28分 公開
[ITmedia]
画像 モバゲータウン for Smartphone

 ディー・エヌ・エー(DeNA)は12月15日、iPhone/Android端末のWebブラウザから利用できる「モバゲータウン for Smartphone」を公開した。コミュニティー機能と一部ゲームをプレイできる。スマートフォンをベースに、海外展開も本格化。韓国Samsung Electronicsが海外市場で販売するAndroidスマートフォンに、モバゲー海外版を搭載する。

 モバゲータウン for Smartphoneは、携帯電話向け「モバゲータウン」と同じIDで、アバターや日記、サークルなどコミュニティ機能が利用できる。ソーシャルゲームは「怪盗ロワイヤル」もプレイ可能。ケータイからスマートフォンに買い換えても、モバゲーで遊び続けられる。

 外部ソーシャルゲームプロバイダーが提供するほかのゲームも、2月下旬以降に順次、対応する予定。来年4月には、iPhone/Android向け「モバゲータウン」アプリの提供も計画している。

 スマートフォンをベースに海外展開を加速。まずは英語圏から攻略する。10月に買収した米ngmocoが運営するゲームコミュニティープラットフォーム「plus+ Network」(1750万ユーザー)を、「mobage」(モバゲー)に改名。数カ月以内に、Samsung製Android端末へのmobage搭載をスタートする予定だ。Samsungと協力し、強力なプロモーションも行うという。

画像 南場社長

 ソーシャルゲームプロバイダーには、国内・海外のスマートフォン向けゲーム開発を効率化できるngmocoの開発エンジン「ngCore」を提供。まずはコーエーテクモゲームスやハドソンなど大手ゲームメーカーを含む国内・海外50社が「先行開発パートナー」として参加し、ゲームを開発する。海外展開するパートナーには翻訳会社を紹介するなど、サポートも行う。

 12月15日に開いた開発者向けイベント「モバゲーオープンプラットフォームForum」で南場智子社長は「日本の東京で始まったモバゲーを世界に拡大していきたい」と意気込み、集まった約1000人のゲーム開発者に「みなさんと力を合わせ、世界でソーシャルゲームプラットフォームを作りたい」と呼びかけた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月13日 更新
  1. KDDI高橋社長が語る新戦略 ローソン協業でPonta経済圏をさらに拡大、5Gは“auだけ”の強みを生かす (2024年05月11日)
  2. 異例ずくめのドコモ社長交代 若返りだけでない、前田義晃新社長の手腕に期待すること (2024年05月11日)
  3. 「ドコモ社長交代」や「NTTドコモ・グローバル設立」の背景は? NTTグループ決算説明会で語られたこと (2024年05月10日)
  4. “SIMを挿せない”新iPad向け 日本通信が1GBで209円の「データeSIM」を発表 (2024年05月11日)
  5. 新「iPad Air」実機レポート 先代のiPad Proに近づき、普及価格帯の“ハイエンドiPad”に (2024年05月08日)
  6. 先代からどれだけ値上げ? 新「iPad Air」「iPad Pro」の価格まとめ (2024年05月08日)
  7. 日本でも発売する「Xiaomi 14 Ultra」カメラ実写レビュー 光と影を追いたくなる描写、こんなにも写真が楽しいスマホは久々だ (2024年05月09日)
  8. irumo、Y!mobile、UQ mobileのキャンペーンまとめ【5月12日最新版】 ミドルスマホ高額割引や最大10万ポイント還元など多数 (2024年05月12日)
  9. 「Xperia 1 VI」登場か? ソニーが5月15日午後4時に「Xperiaの新商品」を発表 (2024年05月07日)
  10. IIJmioの大容量プランは「思ったよりも好評」、ドコモ回線品質の苦情は「減っている」と勝社長 (2024年05月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年