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» 2013年01月28日 09時50分 UPDATE

F-04Eからココが変わった:写真で解説する「ARROWS X F-02E」 (1/2)

富士通のドコモ向けフラグシップスマートフォン「ARROWS X」の3代目、「ARROWS X F-02E」が登場する。単にCPUや画面の解像度などの“数字”を誇るだけに留まらない、実際に手にして使いやすいことを目指して開発された。

[Sho INOUE(K-MAX),ITmedia]

 NTTドコモが発表した富士通製スマートフォン「ARROWS X F-02E」は、2013年春モデルのラインアップにおけるハイエンド機の1つだ。2012年冬モデルとして登場した「ARROWS V F-04E」より高速なクアッドコアCPU、5インチのフルHD液晶、より画素の高いアウトカメラを搭載しつつ、使いやすさへの配慮も忘れていない。

photophoto ARROWS X F-02EはBlackとWhiteの2色展開。Blackはつや消し、Whiteは光沢塗装となっている

 端末サイズは約69(幅)×140(高さ)×10.3(厚さ)ミリで、重さは約157グラム。デザインは、2012年夏モデルの「ARROWS X F-10D」の大画面化を図りつつ、薄型化したような印象だ。画面に5インチフルHD(1080×1920ピクセル)液晶を搭載したため、高さと幅は若干増えてしまった一方で、F-10D比で1.4ミリ、F-04E比で0.5ミリ薄くなっている。システムキーはF-04Eを始めとする冬モデル同様、画面に表示するようになっている。

 本体カラーはBlackとWhiteの2色展開。F-04Eでは3色ともにつや付きだったが、F-02EではBlackは手なじみを重視した「ソフトフィール」と呼ばれるつや消し加工、Whiteは光沢加工となっている。手汗で端末をスポっと落としてしまうことが多いのなら、Blackの方がより安心できるかもしれない。いずれの色ともに、塗料を2回塗布した上にフッ素系コーティング剤(ウルトラタフガードplus)を塗布して、塗装はがれ対策も怠っていない。

photophoto 本体表面と裏面。今回もディスプレイ下には物理キーを搭載していない
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photo 昨冬モデルの「ARROWS V F-04E」と並べてみた。高さと幅は増しているが、若干薄くなっていることがお分かりいただけるだろう

 本体側面の「クレセントライン」はF-04Eと同様、デザイン上のアクセントになっている。端末のホールド感を高めるため、背面には「ウェストエッジ」という絞りが入っているのも特徴だ。

 実機を持ってみると、少し重たくなったかな、大きくなったかな、とは感じるものの、ウェストエッジの効果もあってか、持ちにくいと感じることはなかった。「画面が大型化したため、幅と高さ、重さはわずかでも増えてしまう。それで持ちにくくならないように、筐体に丸みを帯びさせると同時に薄くした」(説明員)とのことだ。

photophoto 左側面には左側面には音量調節キー、電源キーとストラップホール(写真=左)、右側面にはワンセグ・モバキャス用アンテナとリアカバーを外すときに使う溝がある。弧を描くような「クレセントライン」はデザイン上のアクセントだ(写真=右)

 本体上面にはMicro USB端子とキャップレス防水に対応するイヤフォンジャックが用意されている。MHL出力端子を兼ねるMicro USB端子は上面のちょうど真ん中に来るように配置されている。本体下面にメインマイクと温湿度センサーがあるのはF-04Eと同様だ。

photophoto 本体上面にはMicro USB端子とイヤフォンジャック、下面にはメインマイクと温湿度センサーがある
photo Micro USB端子はちょうど上面中央部にある。防水のためパッキン付きのふたで保護されている

photo バッテリーはF-04E同様、2420mAhの容量を持つ「電池パック F28」を採用している。ミニUIMカードやmicroSDカードはバッテリーを外して脱着する

 バッテリーはF-04Eと同じものを採用しており、容量は2420mAh。F-04Eと比較すると、CPUが高速化し、液晶の解像度も上がったため、バッテリー持ちの悪化を招くような要素が並んでいる。公称の静止時連続待受時間は3G環境で約620時間、LTE環境で約400時間、GSM環境で約420時間、連続通話時間は3G環境で約520分、GSM環境で約690分となっている。実際、若干悪化した部分もあるが、LTE環境下での待受時間と3G環境下での通話時間については改善している。これは、「LTE通信に使うチップを『SAKURA』から、『COSMOS』に変更したことが寄与している」(説明員)という。SAKURAチップはF-05D、F-10D、F-04Eに搭載されているもので、3G/GSM用通信チップは別途搭載する必要があるため、消費電力面で若干不利だった。一方、COSMOSチップではLTE通信時の消費電力を削減した上、3G/GSMの通信機能も内包している。これがLTEの待受時間と3Gの通話時間の改善につながったようだ。

 なお、通信チップの変更により、ARROWS Xシリーズの“弱点”のひとつだった3Gのパケット通信速度が最大下り14Mbps/上り5.7Mbps(理論値)と改善し、他メーカーのXi端末と遜色なくなったことも付け加えておく。

 ARROWSのフラッグシップモデルというと、本体の発熱面が気になるところだ。展示されていた開発途中の実機を数台、ある程度時間をかけて使ってみた限りでは、異常な発熱をすることはなかった。「F-04Eと同じく、放熱には細心の注意を払っている。高負荷なプログラムを長時間動かす、ということがない限りは、発熱による機能制限はかからないはず」(説明員)とのことだ。

 OSはAndroid 4.1を搭載している。Android 4.0を搭載する昨冬モデルと比較すると、インタフェース上の差異はほとんど感じられない。唯一変化が分かりやすく出ているのは、通知画面だ。OSの仕様変更にあわせて表示内容がリッチになっている。また、Google検索ウィジェットが「Google Now」になっている。

photophotophoto OSはAndroid 4.1.2を搭載している。今回展示されていた実機は既にモデル名がF-02Eとなっていたので、ソフトウェアは出荷版に近いと思われる(写真=左)。通知画面はOSの仕様変更に伴い見た目が変更されたが(写真=中)、上部のスイッチボタンはカスタマイズ機能も含めてAndroid 4.0搭載の富士通スマホと同様だ(写真=右)
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