学割+春モデルで大型商戦に弾み――2013年2月契約数

» 2013年03月07日 16時27分 公開
[ITmedia]
グループ名 2013年2月純増数 累計
NTTドコモ 14万3400 6111万8600
KDDI 21万2700 3719万7400
ソフトバンクモバイル 25万5300 3181万8900
イー・アクセス 非公開 非公開
携帯総計 61万1400 1億3014万4900

 電気通信事業者協会(TCA)は3月7日、2013年2月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。

 純増数トップはソフトバンクモバイルで2月は25万5300件を獲得。次いでKDDI(au)も21万2700件の純増となった。1月は純減だったNTTドコモだが、2月は14万3400件と10万件以上の純増に反転している。

 累計契約者数はドコモが6111万8600件、KDDIが3719万7400件、ソフトバンクが3181万8900件で、3社の合計は1億3013万4900件。PHSの累計契約数は503万3700件で、携帯電話3社とPHSの合計契約数は1億3516万8600件となった。なおイー・アクセスは契約数を四半期決算でのみ公表しているため、同社の契約数は数字に含まれていない。

MNP利用状況 差し引き
NTTドコモ −9万3200
KDDI 6万2900
ソフトバンクモバイル 3万1200
イー・アクセス −900(推定)

 MNPは、KDDIが6万2900件の転入で引き続きトップ。ソフトバンクは3万1200件の転入でやや勢いが無くなってきている。ドコモは−9万3200件と引き続き転出超過の状態だが、ここ4カ月は10万件以上のマイナスが続いており2月は復調の兆しを見せた。

 各社とも、1月末から開始した学生とその家族向けキャンペーンが好調だ。ドコモは2月9日に話題の端末「Xperia Z」が発売されて純増に寄与。KDDIも2月15日に「INFOBAR A02」を発売したが、スマートバリューやスマートパスという従来からのサービス戦略の効果が大きいという。またiPhone/iPadがけん引するソフトバンクでは、学割と合わせて「HONEYBEE 201K」を選ぶ層が目立つという。各社とも学割+αの販売戦略で、3月という本格的な春商戦に弾みを付けたい考えだ。

photo 純増数の推移
photo 純増シェアの推移
photo MNP利用状況の推移

PHSが500万契約、WiMAXが400万契約を突破 AXGPはまもなく100万契約

 ウィルコムはPHS回線が単独で503万3700件となり、3GのMVNO契約(26万4300件)と合わせて契約者数は529万8000件となった。モバイルWiMAXを展開するUQコミュニケーションズは4万8600件の純増で、累計契約者数は403万3100件に。AXGPを提供するWireless City Plannningは、13万3000件の純増で累計契約数が99万7200件となった。2012年冬・2013年春からAXGP対応スマホが増え、年度内には100万契約を突破する勢いだ。

Wireless City Planning 2013年2月純増 累計
AXGP 13万3000 99万7200

UQコミュニケーションズ 2013年2月純増 累計
UQ WiMAX 4万8600 403万3100

ウィルコム 2013年2月純増 累計
PHS 4万6800 503万3700
WILLCOM CORE 3G 8400 26万4300
5万1900 529万8000

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