Qualcomm、HPからPalmやiPAQの特許ポートフォリオを買収

» 2014年01月24日 11時33分 公開
[ITmedia]

 米Qualcommは1月23日(現地時間)、米Hewlett-Packard(HP)が保有するモバイル関連技術に関する特許ポートフォリオを買収したと発表した。

 HPが2010年に買収した米Palmの特許だけでなく、2001年の米Compaqの買収で獲得したiPAQ関連の特許、2007年に買収した米Bitfoneの特許も含まれ、件数は申請中のものも合わせると米国の特許が1400件、海外のものが1000件に上るという。買収総額は公表されていない。

 Qualcommはこの買収により、モバイル関連特許ポートフォリオの価値を高め、拡充できるとしている。Qualcommの売上高の約3割はライセンス供与によるものだ(2013年7〜9月期の場合)。

 qualcomm Qualcommには技術ライセンシング部門がある

 Qualcommはモバイル端末向けプロセッサ「Snapdragon」やLTEモデムなどを製造している他、車載情報機器向けプロセッサ市場への参入も発表している。

 HPはPalmの買収後、webOS搭載端末でスマートフォン市場に再参入したが2011年8月にwebOS端末事業の打ち切りを発表。2013年2月にwebOS事業を韓国LG Electronicsに売却した。この際、HPは関連する特許ポートフォリオを保持した。

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