KDDI、半透明ボディのFirefoxスマホ「Fx0」発表 12月25日から販売開始

» 2014年12月23日 17時00分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 KDDIは12月23日、Firefox OSを搭載した4G対応スマートフォン「Fx0」(LGエレクトロニクス製)を発表した。au オンラインショップおよびKDDI直営店(au SHINJUKU、au NAGOYA、au OSAKA、au FUKUOKA)で12月25日に先行発売し、全国のauショップやauの取扱店では2015年1月6日以降に順次販売を開始する。

photophoto 「Fx0」

 Firefox OSを搭載したスマホを国内キャリアが販売するのは今回が初。またFirefoxスマホとして世界で初めて、4G LTEの高速通信に対応し、クアッドコアのQualcomm Snapdragon 400「MSM8926」(1.2GHz)を搭載した。

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 半透明の印象的なFx0のボディは、デザイナーの吉岡徳仁氏がデザイン。4.7型のHD(720×1280ピクセル)表示IPS液晶を搭載し、800万画素CMOSのメインカメラと約210万画素CMOSのインカメラを備えた。メモリは1.5Gバイト、ストレージは16Gバイトで、外部メモリとして最大64GバイトまでのmicroSDXCが利用できる。バッテリー容量は2370mAhで連続待受時間は約720時間(LTE)。通信機能は下り最大150MpbsのLTE(800MHz/2GHz)と3Gに加え、無線LAN(IEEE 802.11 a/b/g/c)、Bluetooth ver.3.0、NFCをサポートしている。

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 搭載OSのバージョンはFirefox OS 2.0。Firefox OSはHTML 5やJavaスクリプト、CSSなどのWeb標準技術をベースに作られたオープンなモバイルプラットフォームで、アプリ開発がしやすいのが特徴。KDDIではさらにデバイス同士を簡単に連携させられるよう、Fx0にWebサーバー機能も標準搭載した。Wi-Fiを介してFx0間でローカルネットワークを構成し、デジタルコンテンツを共有する「Web-cast」機能も利用できる。

 端末価格は一括で4万9680円(税込)。毎月割として最大2万520円(855円×24カ月)の割引が受けられ、2年間利用時の実質負担額は2万9160円。

 Firefox OSはバックグランド通信が少なくパケット通信量が抑えられこと、また開発者向けに低コストで提供することを目的に、専用のデータ通信料金「LTEフラット cp(f・2GB)」(月額3780円、税込以下同)を設けた。さらに新規・番号ポータビリティ(MNP)で契約した場合は、基本料金「LTEプラン」(1008円)を「Fx0おトク割」として2年間無料にし、ISP料金の「LTE NET」(324円)と合わせて月額4104円で利用できる。なお機種変更時は月額5112円になる。

「Fx0」の主な仕様
機種名 Fx0 LGL25
メーカー LGエレクトロニクス
OS Firefox OS 2.0
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 400 MSM8926/1.2GHzクアッドコア
メインメモリ 1.5Gバイト
ストレージ 16Gバイト
外部メモリ microSDXC(最大64Gバイト)
ディスプレイ 約4.7型HDIPS液晶
解像度 1280×720ピクセル
連続通話時間 約1010分
連続待受時間 LTE:約720時間、3G:約820時間
バッテリー容量 2370mAh
メインカメラ 有効約800万画素CMOS
インカメラ 有効約210万画素CMOS
ボディカラー ゴールド
サイズ 約70(幅)×139(高さ)×10.5(奥行き)ミリ
重量 約148グラム
発売日 au オンラインショップおよびKDDI直営店:12月25日、auショップおよびau取扱店:1月6日以降

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