“ツートップ”からの機種変に――お手頃&コンパクトだけど、かなり高性能な「Xperia A4」Z4とはココが違う(2/2 ページ)

» 2015年05月21日 14時55分 公開
[村元正剛ITmedia]
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 ボディは防水・防塵に対応し、イヤフォンジャックはキャップレス防水に対応。USB端子はカバー付きだが、卓上ホルダーが同梱されるため、カバーを開閉することなく充電できる。

photo 卓上ホルダ同梱なので、USBケーブルを直挿しせずに充電できる。

 その他の特徴として挙げたいのが音楽再生機能。ハイレゾ音源の再生に対応する(ハイレゾ対応のヘッドフォンが必要)ほか、MP3などの圧縮音源を補完し、ハイレゾ相当の音質で聴ける「DSEE HX」にも対応している。従来から搭載している音質をクリアにする機能や自分の好みに合わせた音質調節ができるイコライザーなど、音に関する機能は充実している。なお、Xperia Z4に搭載されたワイヤレスで高音質で聴ける「LDAC」には対応していない。

photo 多彩な音質設定機能を備えた「ミュージック」アプリ

 Xperia Aシリーズは、2年前の2013年5月に最初の「Xperia A SO-04E」が発売された。当時ドコモが“ツートップ戦略”として、Xperia Aとサムスン電子製のGALAXY S4を特別価格で販売した。とくにXperia Aは、ドコモを10年以上使っていて、フィーチャーフォンから機種変更する場合は、実質負担金が5000円程度になることもあり、大ヒットを記録した。

 今夏発売のXperia A4が、Xperia Aを2年使った人の機種変更モデルという位置付けであることは明らかだ。画面サイズは、どちらも約4.6型だが、プロセッサは1.5GHzクアッドコアから2.5GHzクアッドコアに変わり、バッテリーは2300mAhから2600mAhに増えた。カメラと音楽の性能も向上しつつ、重さは12グラムほど軽くなっている。Android 5.0の搭載により、ユーザーインタフェース(UI)も改良されており、フォントもより読みやすいものに変更した。Xperia Aのユーザーが機種変更した場合は、従来の操作性を引き継ぎつつ、より快適に使いこなせることだろう。また、説明員によると、スマホを初めて使う人もターゲットにしているとのこと。

photo 日本語入力は「POBox Plus」。片手でも無理なく入力できる
photo 他のアプリを使いながらでも、画面に重ねて起動できるスモールアプリ
photo Xperiaのホームと、ドコモの「docomo LIVE UX」のほか、初心者向けの「シンプルホーム」も搭載

 注意したいのは、下り最大225MbpsのLTE-Advanced(PREMIUM 4G)には対応していないこと。LTEの最大速度は150Mbpsとなる。スペックとしては、2014年11月に発売された「Xperia Z3 Compact SO-02G」と同等なので、Xperia A4をXperia Z3 Compactのデザインを変更したリニューアルモデルと捉えることもできる。

 Xperia A4の販売価格は、新規・機種変更ともに実質3万円台になる見通しだが、価格を重視するなら、現在値下がり傾向にあるXperia Z3 Compactも検討対象に入るだろう。

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