ソニーモバイルコミュニケーションズが4月に発表した「Xperia Z4」を、「Xperia Z4 SO-03G」としてNTTドコモが6月中旬に発売する。
製品の特徴は、発表済みのものから大きく変わらない。Xperia Zシリーズでおなじみの「オムニバランスデザイン」を継承し、外観はXperia Z3に近い。カラーバリエーションはWhite、Black、Copper、Aqua Greenの4色を用意した。
Xperia Z4ではフレームの輝度をさらに高め、コーナー(角)は着色した樹脂の上に透明な樹脂を重ねることで、耐久性を向上させた。厚さは約6.9ミリ、重さは約144グラムで、Xperia Z3(約7.3ミリ、約152グラム)よりもさらに薄く、軽くなった。ディスプレイは5.2型のフルHD(1080×1920ピクセル)液晶だ。
これまでのZシリーズにあったMicro USB端子のカバーがなくなり、キャップレス防水を実現。これに伴い、マグネット式の充電端子がなくなり、卓上ホルダは今までの横置きではなく、縦向きにセットするスタイルに変更された。
有効約2070万画素CMOSのメインカメラは、広角25ミリのGレンズ、イメージセンサーExmor RS for mobile」、画像処理エンジン「BIONZ for mobile」を継承。ISO感度が最大で12800まで上がり、薄暗い場所でもノイズを抑えたクリアな写真を撮影できる。Z4では新たに、「プレミアムおまかせオート」に「料理」モードを追加した。
インカメラは約510万画素に強化したほか、広角25ミリのレンズでより広範囲を撮影できるようになった。このインカメラにもプレミアムおまかせオートや、動画撮影時にブレを予測して手ブレを抑える「インテリジェントアクティブモード」を採用した。
オーディオ面では、192kHz/24bitのハイレゾ音源を再生できるほか、圧縮音源をハイレゾ相当(96kHz/24bit)に拡張する「DSEE HX」も採用。従来から最大で約3倍(900kbps)のデータをBluetoothで転送できる「LDAC」や、装着した有線のヘッドフォンで最適な音質に自動調整する機能も備えた。
日本語入力ソフト「POBox Plus」もブラッシュアップ。QWERTYキーボードの利用時にもフリック入力が使えるようになり、上方向にフリックすると大文字、下方向にフリックすると数字/記号に切り替えられる。英数字が混在した文字を入力する際に便利だ。キーの見やすさと分かりやすさに配慮した「かんたんキーボード」も用意した。
プロセッサはQualcommの64ビットオクタコアを搭載し、Xperia Z3よりもCPUの性能が約2倍向上したという。通信サービスは下り最大225Mbpsの「PREMIUM 4G」や、Wi-Fiで複数のアンテナを使うことで高速化を図る「MIMO」もサポートした。対応周波数は2GHz、1.7GHz、1.5GHz、800MHz、700MHz。VoLTE、おサイフケータイ、ワンセグ、フルセグ、NOTTV、IPX5/IPX8の防水性能、IP6Xの防じん性能にも対応する。
機種名 | Xperia Z4 SO-04G |
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メーカー | ソニーモバイルコミュニケーションズ |
OS | Android 5.0 |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon MSM8994/2.0GHz+1.5GHzオクタコア |
メインメモリ | 3Gバイト |
ストレージ | 32Gバイト |
外部メモリ | microSDXC(最大128Gバイト) |
ディスプレイ | 約5.2型フルHD TFT液晶 |
解像度 | 1080×1920ピクセル |
連続通話時間 | LTE:約1180分、3G:約810分、GSM:約650分 |
連続待受時間 | LTE:約470時間、3G:約480時間、GSM:約400時間 |
バッテリー容量 | 2930mAh |
メインカメラ | 有効約2070万画素CMOS |
インカメラ | 有効約510万画素CMOS |
ボディカラー | White、Black、Copper、Aqua Green |
サイズ | 約72(幅)×146(高さ)×6.9(奥行き)ミリ |
重量 | 約144グラム |
発売予定日 | 2015年6月中旬 |
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