NTTドコモは5月28日、「BlackBerry」スマートフォン向けのネット接続サービスを2017年3月31日に終了すると発表した。新規の申し込み受付は2015年11月30日に終了する。
提供を終了するのは、2006年9月に開始した法人ユーザー向けの「BlackBerry Enterprise Service」(BES)と、2008年8月に個人向けに開始した「BlackBerry Internet Service」(BIS)、BISとBESの双方が利用できる「BlackBerry Dual Service」。またフィルタリングサービスやdocomo Wi-Fiへの接続サービスも終了する。
BlackBerryは、QWERTYキーを搭載したスマートフォンの先駆けともいえる製品。独自サーバーを介したネット接続サービスとメッセージ機能が特徴で、主に法人向けに販売していた。
spモードなど他のネット接続サービスには非対応で、2017年4月からはメールの送受信やWebの閲覧、データ通信を伴うアプリの利用ができなくなる。なお通話とSMSは引き続き可能。ドコモは今後、AndroidスマートフォンやiPhoneへの移行を案内していく方針だ。
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