韓国Samsung Electronicsが8月14日に発表した「Galaxy Note5」の新しい「S Pen」は上下逆向きでも本体に収納できてしまい、逆向きで収納するとペン、本体ともに壊れる可能性がある──。米Android専門メディアのAndroid Policeが25日(現地時間)、動画付きでこう報じた。
Galaxy Note5のS Penは従来のNoteシリーズのものと異なり、本体に収納された状態で末端を押すことで飛び出すようになっている。便利ではあるが、末端の側面に突起などがないため、逆向きでも本体に収納できてしまう。
Android Policeでは、実際に逆向きにS Penを本体のスロットに挿入してしまい、取り出せなくなったという。同メディアは、このように簡単に逆向きに挿入できてしまう(そして取り出せなくなってしまう)のは“デザイン上の欠陥”だと主張する。
これに対しSamsungは、「われわれはGalaxy Note5のユーザーに問題が発生しないようユーザーガイドの指示に従うよう強く勧めている」という声明を送った。
SamsungのGalaxy Note5のユーザーガイドには、確かに逆向きにS Penを挿入するとペンを取り出せなくなり、ペンと本体の両方を損なう可能性があるという明確な警告がある。
Android PoliceはSamsungに対し、S Penのデザイン変更などでこの問題に対処する意向があるかどうか問い合わせているとしている(本稿執筆現在、返答はない)。
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