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» 2015年10月16日 11時31分 UPDATE

V-Lowマルチメディア放送「i-dio」発表――SIMフリースマホ「i-dio Phone」も

VHF-Low帯99MHz〜108MHzを利用した新しい放送サービス「i-dio」が、2016年3月にスタートする。対応機種の第1弾として、コヴィア製のSIMロックフリースマホ「i-dio Phone」を2015年内に発売する。

[田中聡,ITmedia]

 BICグループ3社が、V-Lowマルチメディア放送の新ブランド「i-dio(アイディオ)」を発表。2016年3月から、福岡、大阪、東京で放送サービスを開始する。

 i-dioは、地上アナログテレビ放送終了後に空いた周波数帯(VHF-Low帯99MHz〜108MHz)を利用した放送サービス。スマートフォンや車載型の受信機で移動しながらでも情報を入手できること、映像や音楽などのデータを、混雑することなく不特定多数のユーザーに同報配信できることが特徴。

photo 「i-dio」を利用できるスマートフォン「i-dio Phone」

 今回発表したBICグループ3社は、エフエム東京が中心となって設立した、V-Lowマルチメディア放送の事業全般を推進する「BIC」、基幹放送局提供事業者(ハード事業者)である「VIP」、関東・甲信越広域圏の移動受信用地上基幹放送局(ソフト事業者)である「東京マルチメディア」。

 既存のテレビとラジオが、アンテナや送信所などの放送局設備を提供する「ハード事業」と、コンテンツを制作する「ソフト事業」を同一事業者が展開していたのに対し、i-dioではハード事業者とソフト事業者が分離している。ソフト事業者は東京マルチメディアをはじめ、全国7ブロックに6社あり、CP(コンテンツプロバイダー)がソフト事業者にコンテンツを提供できる。「NOTTV」でおなじみの「モバキャス」と仕組みは似ているが、モバキャスでは207.5MHz〜222MHzの高周波数帯を使用している。

photo i-dioを提供する事業者の関係

 現時点で参入を表明しているCPは、クルマ向けに音声とデータを融合した新たなテレマティクスサービスを提供するという「アマネク・テレマティクスデザイン」、高音質のオリジナルチャンネルや、データキャストを通じて通信と融合の新たなビジネスモデルを提供するという「TOKYO SMARTCAST」の2社。

 ほかに、防災情報配信システム「V-Alert」の提供も予定している。J-Alert、L-Alert(公共情報コモンズ)、自治体システムと連携し、自治体や公共機関からの緊急情報を一斉配信する。i-dioで配信された情報は、屋内の防災ラジオ、スマートフォン、タブレット、カーナビなどで受信できる。

コヴィア製のSIMフリースマホ「i-dio Phone」

 あわせて、i-dioに対応した、コヴィア製のSIMロックフリースマートフォン「i-dio Phone」を2015年内に発売する。同端末はi-dioのほか、地上デジタルテレビやFMラジオも利用できる。

 OSはAndroid 5.1を採用。5型のHD(720×1280ピクセル)IPS液晶、1.2GHz駆動のクアッドコアCPU、急速充電にも対応して交換も可能な3000mAhバッテリーを搭載。通信サービスは3GとLTEに対応し、3G(W-CDMA)は2100MHz(バンド1)と800MHz(バンド19※FOMAプラスエリア)、LTE(FDD-LTE)は2100MHz(バンド1)、1800MHz(バンド3)、800MHz(バンド19)、1500MHz(バンド21)をサポートする。

photophoto
「i-dio Phone」の主な仕様
機種名 i-dio Phone
メーカー コヴィア
OS Android 5.1
プロセッサ 1.2GHzクアッドコア
メインメモリ 2Gバイト
ストレージ 16Gバイト
外部メモリ microSDHC
ディスプレイ 約5型HD TFT液晶
解像度 720×1280ピクセル
バッテリー容量 3000mAh
メインカメラ 有効約800万画素CMOS
インカメラ 有効約200万画素CMOS
サイズ 約71.5(幅)×143.7(高さ)×10.6(奥行き)ミリ
重量 約158グラム

 また、i-dioの放送波をWi-Fi経由で受信できるWi-Fiチューナーも発売される予定。

photo i-dioの利用が想定されるデバイス

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