写真で解説する Huaweiの新製品「nova」「nova plus」「MediaPad M3」IFA 2016

» 2016年09月05日 16時08分 公開
[山根康宏ITmedia]
Huawei

 HuaweiがIFA 2016で発表した新モデル「HUAWEI nova」「HUAWEI nova plus」「HUAWEI MediaPad M3」の見どころは? 販売中の「HUAWEI P9」新色(2色)と合わせて、実機を写真でレポートする。

 まずは「nova」から見ていこう。novaはセルフィーを楽しみたい、若いユーザーを狙った製品。P9で「カメラに強い」スマートフォンメーカーとしての印象を植え付けたHuaweiが、カメラをよりカジュアルに楽しめる製品として投入した。全体的に丸みを帯びた本体の形状は、より角ばったデザインの「P9」「P8」シリーズとは異なり、「honor」シリーズに近い形状といえる。インカメラが製品のウリの1つではあるが、フロント側にはフラッシュは搭載していない。

Huawei 「nova」のフロント側

 カメラは背面の左上に配置されており、画素数は1200万画素。中央上部に位置する指紋センサーは、カメラのシャッターとしても利用できる。背面の素材は金属で質感は高い。本体の右側に電源キーとボリュームキーを備え、左側にはSIMスロットを備える。なおSIMはデュアルSIMまたはSIM+microSDのいずれかの組み合わせ。SIMフリー市場向けにはデュアルSIM、通信事業者向けにはシングルSIMモデルが投入されるとのこと。

Huawei novaの背面側

 複数のカーブが組み合わせられており、背面側は緩やかな弧を描く。角の部分はダイヤモンドカットされている。またディスプレイは2.5D形状、ガラスの角の部分が丸みを帯びている。このような形状のためフィット感は高く、5型モデルながらも1クラス下のサイズと思えるほどだ。

Huawei novaの本体側面

 カラーバリエーションは4色。ピンクは一部の国向けの投入となる。ゴールド(Prestige Gold)とグレイ(Titanium Grey)は背面のカメラ周りが黒色、シルバー(Mystic Silver)は白色。フロント、背面に加え、カメラ周りの色も変えている。

Huawei

 発表会場では、novaのセルフィー(自分撮り)機能を大きくアピール。novaはハイエンドモデルではなく、Snapdragon 625を搭載したミッドレンジの上位機種。日常のスナップ写真を手軽に撮影し、それをSNSでシェアする、という使い方を提唱している。

Huawei

 nova plusのディスプレイは5.5型で、novaを一回り大きくしたサイズだが、インカメラの位置が変わっている。インカメラの画素数はnovaと同じ800万画素。本体サイズはnova plusが75.7(幅)×151.8(高さ)×7.3(奥行き)mm、novaが69.1(幅)×141.2(高さ)×7.1(奥行き)mm。

Huawei 「nova plus」のフロント

 カメラの位置は中央に変わっている。画素数は1600万画素で、novaよりも高画質。なおカメラ部分は背面とツライチではなく、若干出っ張りがある。また指紋センサーはカメラの下に配置されるが、novaが円形であるのに対し、nova plusは正方形の形状に変わっている。背面の材質はこちらも金属だ。

Huawei nova plusの背面側

 本体の側面は、背面側が弧を描くnovaよりもフラットなデザイン。本体カラーはピンクの限定モデルはなく、ゴールド(Prestige Gold)、グレイ(Titanium Grey)、シルバー(Mystic Silver)の3色展開となる。

 価格はNovaが399ユーロ(約4万6000円)、Nova Plusが429ユーロ(約4万9000円)。

Huawei

 音楽再生機能を強化した「MediaPad M3」は、チップセットにKirin 950を搭載、ディスプレイは8.4型WQHDと、高性能なタブレットである。ホームボタンは指紋センサーを備え、さらに操作キーの機能も搭載している。ホームボタンのクリックで戻る、ホームボタン上を左右にスワイプするとタスクボタン操作が可能だ。

Huawei 「MediaPad M3」

 カメラはアウトとインの両方が800万画素で、インカメラはタブレットとしては高画質だ。Wi-FiモデルとLTEモデルが提供され、最低価格は349ユーロ(約4万円)から。

Huawei 背面側はオーソドックスなデザイン

 本体下部にはMicro USB端子と、LTEモデルはSIMスロットを備える。本体にはステレオスピーカーを内蔵。ハーマンカードンと技術提携をしており、臨場感あふれる高品質な音楽再生が可能だという

Huawei

 ヘッドフォンはAKGがデザインした「AGL H300」が付属。重低音や高音までダイナミックな音楽再生を体験できる。なお説明員によると、ヘッドフォンは別売の場合もあるという。

Huawei

 各国での販売が好調だという「P9」に新たなカラーが加わった。レッドは深みのある色合いで、女性にも似合うだろう。派手さよりも落ち着いた印象を受ける、プレミアム感を増した色の仕上げだ。

Huawei

 ブルーは金属の質感をよりシャープにした印象。2色それぞれの仕上がりは異なっており、こちらはスポーティーなイメージでもある。ライカとコラボしたことでP9の購入者層は拡大しているが、この2色の追加で人気はさらに加速するものになりそうだ。

Huawei

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年