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» 2016年09月13日 06時00分 UPDATE

SIM通:Japan Wi-Fiってなに?格安SIMユーザーでも使える?

Japan Connected Free Wi-Fi、呼称「Japan Wi-Fi」というサービスをご存知でしょうか? NTT-BPが提供する訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービスですが、どういったサービスなのか、特徴と使い方などを解説します。

[SIM通]
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 Japan Connected Free Wi-Fiってご存知でしょうか? 最近は「Japan Wi-Fi」との呼称でもアピールしているこのサービスの特徴と使い方などを解説します。

Japan Wi-Fi

 Japan Connected Free Wi-Fi(以下Japan Wi-Fi)は、NTT-BPが提供している訪日外国人向けの無料Wi-Fiインターネット接続サービスです。もともとNTT-BPが自社でサービスしているアクセスポイントだったり、整備の請負をしているアクセスポイントだったり、あるいはその他のWi-Fiアクセスポイントの参加を募ったりして、主に外国人に向けてWi-Fiを提供する目的で共通のアプリ一つだけで接続できるようにした仕組みです。

 ちなみに、似たような言葉で「Japan. Free Wi-Fi」という総務省主導のWi-Fiの無料接続推進プロジェクトがありますが、全く違うものですのでご注意ください。総務省主導のものは「無料で接続できるWi-Fiアクセスポイントに認証ステッカーを張ることで外国人に使えることをアピールするもの」であり、無料で使える範囲やセキュリティなどに何も基準がないので、まだ当面は「怪しいアクセスポイントが混じっているかも」という代物です。

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 話を戻してJapan Wi-Fiについて。

 こちらの使い方は簡単。アプリをダウンロードして利用登録(メールアドレスかSNSアカウント)し、使えるポイントを見つけたら接続ボタンを押すだけです。Android版だとSSIDがわからなくても使えるところで接続ボタンを押すだけ、iOS版は使えるSSIDへの接続を確認してから接続ボタンを押す、という仕組みになっています。Japan Wi-Fiに参加している各種Wi-Fiサービスでは、本来はそれぞれに利用登録したりブラウザでログインしたりしなければならないのですが、利用登録情報を共有し、なおかつ、接続ボタンだけでブラウザでのログイン操作相当までを自動で行ってくれるという大変便利なしくみ。

 このサービスは訪日外国人を対象にしたサービスではありますが、日本人でも使うことができ、キャリア契約はもちろん、MVNO提供の格安SIMユーザーでも利用可能。似たようなサービスでNTT-BPのライバルともいえるWi2社が提供しているTRAVEL JAPAN Wi-Fiというサービスもありますが、こちらは本当に外国人しか使えないように制限されていますので、日本人が使えるこの種のサービスとしてはJapan Wi-Fiが唯一の選択肢と言えます。

 このサービスの魅力は何と言っても、日本中を網羅したありとあらゆる無料Wi-Fiサービスを接続ボタン一つで使えること。大手フランチャイズや自治体などがそれぞれに無料Wi-Fiをサービスしていても、いちいちそこに行くたびに登録しなおすのは本当に面倒なもので、せっかくあるのに使わない、あるいは、無料で使えるものと知らずにスルーしてしまうこともありますが、このJapan Wi-Fiのアプリを使えば、そうしたチャンスをふいにすることもありません。

 また少々マニアックな話になってしまいますが、このサービスに提携している多くのアクセスポイントが、NTT-BPが整備・運用を請け負っているインフラだったりします。つまり、NTT-BPの正規サービスとほとんど変わらない品質とセキュリティが確保されているということ。

 無料Wi-Fiって盗聴とかが怖いしちょっと……とためらっている方にもお勧めできるサービスです。案外知られていませんが、日本中の交通機関、ショッピングエリア、観光スポット、自治体などなどで提供しているWi-Fiサービスのかなりの部分を、NTT-BPが受注して提供しているので、Japan Wi-Fiのようなサービスもできるのですね。

 さて、Japan Wi-Fiはともかく、似たような形で無料接続を売りにしたWi-Fiスポットが増えつつありますが、上のJapan. Free Wi-Fiに関する注意でも書いた通り、無料スポットはまだまだ玉石混交と言うのが実態。無料スポットを提供することで個人情報を盗んだり詐欺を働いたり、という大きな事件がまだ起こっていないだけに、その辺のセキュリティに関する世間の認識も当局の注意喚起も全く行き届いていないという状況ですから、こういう時期こそ、無料Wi-Fiの利用には慎重になったほうがよさそうです。

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 安心に使うのであれば、NTT-BP、Wi2、ソフトバンク、この三社が整備運用を請け負っているスポットを極力使うように気を付けるのがよいと思います。見分けるのはそう簡単ではありませんが、「FLET'S SPOT」「Wi2」「docomoロゴ」「auロゴ」「ソフトバンクロゴ(お父さん犬)」のどれかがスポットの入り口などに貼ってあれば、間違いなくこの三社のうちのどこかが整備しているものです。

 なぜこの三社がいいのかというと、いずれも国内三大通信事業者かその子会社であるため、品質や通信の秘密に関して非常に厳しい当局の監視がついているからです。そのため、第三者が通信線に割り込んで詐欺を働こうと思ってもまず不可能というレベルでセキュリティが確保されていますし、品質問題を起こせば行政指導という怖いお仕置きも待っているため、この三社は品質とセキュリティに関しては絶対に手を抜けない立場なのです。

 ともかく、スポット数も多くて使いやすいJapan Wi-Fiをまず第一に置きつつ、上記の注意などを踏まえて便利な無料Wi-Fiサービスを安全に活用したいものです。

(文:記者M)

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