Spigen(シュピゲン)は1月12日、車載スマートフォンホルダー「AP12T」を発売した。参考価格は3990円(税込)で、公式ストアとAmazonストアで取り扱っている。
AP12Tは、スマートフォン専用のカーマウントホルダー。ダッシュボードなどに貼り付けて使用し、アーム先端に端末を装着する。特徴は伸縮アームを採用していることと、スマートフォンを片手で着脱できることだ。今回は、本アクセサリーにiPhone 7をセットし、実際に車内で使用してみた。
ホルダー本体は、ベース部分とホルダー部分がセパレートした状態で包装されている。まずは、球状になっているアームの先端を、ホルダー部分の裏面にある穴に押し込み、両パーツを接続しよう。
AP12Tを設置する際には、まずダッシュボードなどの設置面を乾いた布などで拭き、軽くホコリを落としておこう。続いて、AP12Tのベース部分正面にある「設置用ロックレバー」を引き上げる。吸着ジェルパッドの保護シールを剥がし、設置面に貼り付けよう。最後に設置用ロックレバーを下げれば、固定される。
今回使用した車のダッシュボードは、表面に細かい凹凸があるシボ加工状だったが、AP12Tはしっかりと固定できた。ただし、表面にホコリが付着している箇所では、ジェルパッドにホコリが付き、うまく設置できなくなるので気を付けたい。なお、ジェルパッドにホコリが付着し、粘着力を失った場合には、流水で洗い流して自然乾燥すると復元する。
スマートフォンを固定する際には、まずホルダーの左右に伸びた棒状の部分をつまみ、中央に向かって狭めよう。続いて、ホルダーの正面中央にある「ワンタッチボタン」を押すと、両サイドのフレームが狭まり、スマホを固定する。
幅は自動で最適化される。手動で調整する手間がないのは良い。なお、スマートフォンの画面サイズは最大5.8型まで対応する。
スマートフォンを取り外すときには、端末を落とさないように気を付けながら左右に伸びた棒状の部分をつまめばよい。端末の着脱を片手で完了できるので、頻繁に乗り降りする場合にも重宝する。
AP12Tは、用途に応じてホルダーの向き・角度を調整可能だ。例えば、ナビゲーションアプリを使用する場合や、助手席でストリーミング動画を楽しむ際には、画面を横向きにできる。
また、アームの長さや角度も調整可能。運転手の視界確保や、画面位置の調整を行いやすい。特にアームを少し伸ばすと、スマホを手前に出せるので、助手席で使用した際にはちょっとしたタッチ操作がしやすかった。
スマートフォン用の車載ホルダーにはさまざまなタイプがあるが、スマホの向きや角度に加え、アームの長さまで調整できるAP12Tはユニークだ。端末の着脱が片手で行える点も、実用的だといえる。従来の車載ホルダーに満足していない人は、一度検討してみてはいかがだろうか。
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