NTTドコモが発売するGalaxy S8+ SC-03Jは、下り最大788MbpsのPREMIUM 4Gに対応している。一方、Galaxy S8 SC-02Jは下り最大500Mbpsとなる。788Mbpsの通信には3.5GHz帯のキャリアアグリゲーションや4×4 MIMOなどが使われているが、Galaxy S8は3.5GHz帯用のアンテナを内蔵していないため。ただし、実効速度として、どのくらいの差が生じるかは現時点では分からない。ちなみに、au版のGalaxy S8/S8+は、どちらも下り最大590Mbpsとなっている。
Galaxy S8とGalaxy S8+のどちらが使いやすいかは、日常的にスマホをどのように使うか? どのように携帯するか? といった利用スタイルに依存するだろう。これまで、5型クラスのスマホを使っていて不便を感じていないのであれば、Galaxy S8に乗り換えると、使い方を大きく変えることなく、画面が大きくなった利便性を享受できるだろう。
Galaxy Note Edgeなど、大画面のスマホを使っていた人は、より画面が大きいGalaxy S8+を選ぶべきだ。実は、スペック値としては、Galaxy Note Edgeが5.6型で、Galaxy S8(5.8型)より小さいのだが、幅はNote Edgeが約82mm、S8+が約73mmなので、S8+の方が逆に小さいと思うはずだ。
もう1つ注意したいのは、Galaxy S8+は大画面ではあるが、決して「Galaxy Note」ではないといこと。2016年、Galaxy Note 7の発売が見送られたために、Galaxy Noteシリーズからの機種変更としてGalaxy S8+を検討する人もいるだろう。性能面では大きな進化を遂げているので、ほとんどの人は満足できるはずだ。しかし、Sペンでの操作には対応していないことが覚えておくべき。どうしてもGalaxy Noteを使いたい人は、次モデルを待つべきだろう。
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