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» 2017年07月19日 16時27分 UPDATE

通信速度定点観測:昼のMVNOは全て0〜1Mbps台に 「格安SIM」17サービスの実効速度を比較(ドコモ回線6月編) (1/2)

格安SIMを選ぶうえで料金と並んで重要な「通信速度」。本企画では、主要な格安SIMサービスの通信速度を月に1回、横並びで比較する。今回は2017年6月のドコモ回線を使ったサービスの測定結果を紹介しよう。

[田中聡,ITmedia]

 MVNOが提供している「格安SIM」を選ぶうえで、料金はもちろんだが、「通信速度」も重要な決め手になる。料金は各社のWebサイトやカタログに表示されていて比較しやすいが、通信速度は各社一律「下り最大225Mbps」「下り最大375Mbps」などと表記されており、実際のところどれだけの速度が出るのかが分からない。

 そこで、各社が提供している格安SIMの“実効速度”を毎月調査し、その結果を横並びで紹介。今回は2017年6月編として、ドコモ系MVNOの通信速度をレポートしたい。au系MVNOとY!mobileについても同時に調査したので、別途記事を掲載する。本企画がMVNOサービスを選択する際の一助になると幸いだ。

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通信速度の調査方法

 今回、テストを行ったのは以下の20サービス。

  • IIJmio
  • OCN モバイル ONE
  • BIGLOBE SIM
  • b-mobile(おかわりSIM)
  • LINEモバイル
  • 楽天モバイル
  • NifMo
  • ロケットモバイル
  • FREETEL SIM
  • DMM mobile
  • U-mobile LTE使い放題
  • mineo(Dプラン)
  • DTI SIM
  • 0 SIM
  • イオンモバイル
  • エキサイトモバイル
  • nuroモバイル
  • ドコモ(mopera U)

 本家ドコモのサービスであるmopera Uを除くと、MVNOのサービスは計17となる。いずれのSIMもLTEの高速通信に対応したものを使っている。au系MVNOやY!mobileについても同時に調査したので、別途記事を掲載する。

 なお、一部サービスについてはYouTubeの視聴テストを別途行い記事化している。合わせて参考にしてほしい。

 調査条件は以下の通り。

  • 計測端末:ZenFone 3×4台
  • 計測アプリ:RBB SPEEDTEST
  • 計測日時:6月27日(水)12時18分〜、18時15分〜、6月28日(木)9時56分〜
  • 計測場所:アイティメディア社内(東京都千代田区紀尾井町)
  • 計測回数:下りと上り3回ずつ(平均値を掲載)

 通信測定のエラー、明らかにありえない速度(理論値超え)が表示された場合は再測定としている。同時に使えるスマホは4台のみなので、全サービスを同時に測定しているわけではない。各サービスの測定開時刻は、テスト結果の表を確認してほしい。記事で明記している速度結果は特記がないものを除き、3回の平均値。

 なお、6月からZenFone 3をAndroid 7.0にバージョンアップした上で測定している。

 本企画で紹介する通信速度は、時間帯や場所によって大きく変化するので、記事で紹介されている数値を100%うのみにせず、あくまで参考値としてご覧いただきたい。

午前:ドコモ本家を超えた3つのサービス

 まずは6月28日9時56分〜の測定結果をお伝えする。

 この時間帯は昼や夕方に比べて帯域がすいていることもあり、下り速度が高いサービスが多い傾向にある。それでも今回は同じく社内で計測した3月と比べると、やや控えめな結果。本家ドコモの「mopera U」は下りが10.75Mbpsで、「エキサイトモバイル」の15.86Mbps、「DMM mobile」の13.43Mbps、「イオンモバイル」の11.45Mbpsがこれを上回った。ちなみに、エキサイトモバイルは3月も15.87Mbpsと好調だった。

格安SIM速度比較

 一方、「ロケットモバイル」は1.4Mbpsと苦戦。最も低かったのは「0 SIM」の0.48Mbpsだった。比較的すいている時間帯で0Mbpsというのはちょっとつらい。

 上り速度はどのサービスも1〜3Mbps台で、大きな差は出なかった。その中でも最も速かったのが「NifMo」の3.8Mbpsだった。

アイティメディア社内での測定結果(午前)
計測開始時刻 下り平均(Mbps) 上り平均(Mbps)
IIJmio 9:56 5.12 2.49
OCN モバイル ONE 10:03 8.42 2.81
BIGLOBE SIM 10:09 5.36 2.69
b-mobile(おかわりSIM) 10:15 4.02 2.79
LINEモバイル 10:21 4.76 1.55
楽天モバイル 10:27 6.29 1.75
NifMo 9:56 3.57 3.8
ロケットモバイル 10:06 1.4 2.91
FREETEL SIM 10:09 4.96 2.06
DMM mobile 10:15 13.43 2.39
U-mobile LTE使い放題 10:21 3.84 2.43
mineo(Dプラン) 10:27 6.37 3.23
DTI SIM 9:56 5.73 1.3
0 SIM 10:03 0.48 1.47
イオンモバイル 10:09 11.45 2.22
エキサイトモバイル 10:15 15.86 2.55
nuroモバイル 10:21 7.4 1.98
ドコモ(mopera U) 10:27 10.75 2.09

昼:LINEモバイルがついに0Mbps台にダウン

 続いて、ランチタイム(12時15分〜)の結果を見ていこう。アイティメディアが入っている紀尾井町ビルには多くの企業が集まっており、12時台は昼休みということで、トラフィックが一気に混雑する。

格安SIM速度比較

 今回もMVNOサービスはほとんどが下り0Mbps台と苦戦し、mopera Uでさえ3.94Mbpsまで落ちている。MVNOの中で最も速かったのが「FREETEL SIM」の1.31Mbpsで、次いで「楽天モバイル」の1.24Mbpsが続く。MVNOで1Mbps以上出たのはこれら2サービスのみで、あとは軒並み0Mbps台だった。

 「LINEモバイル」は昼でも比較的速く、過去には数Mbps出たこともあったが、今回はついに0Mbps台にダウンしてしまった。ユーザー増の影響もあるかと思うが、今後の改善に期待したい。

 0 SIMは0.1Mbpsも出ないという散々な結果に。スピードテストで計測する際、3回目はエラーで測定できなかったので、今回は2回の平均値を出している。また、NifMoも0 SIMとほぼ同じ、0.04Mbpsという厳しい結果だった。

 上りは0〜3Mbps台でまとまっており、「OCN モバイル ONE」の3.83Mbpsが最速だった。

アイティメディア社内での測定結果(午後)
計測開始時刻 下り平均(Mbps) 上り平均(Mbps)
IIJmio 12:25 0.67 1.09
OCN モバイル ONE 12:18 0.19 3.83
BIGLOBE SIM 12:30 0.3 1.01
b-mobile(おかわりSIM) 12:36 0.58 1
LINEモバイル 12:46 0.5 0.95
楽天モバイル 12:50 1.24 0.98
NifMo 12:25 0.04 1.68
ロケットモバイル 12:34 0.43 1.5
FREETEL SIM 12:18 1.31 1.48
DMM mobile 12:45 0.63 2.09
U-mobile LTE使い放題 12:48 0.35 1.77
mineo(Dプラン) 12:50 0.21 0.75
DTI SIM 12:18 0.94 2.19
0 SIM 12:25 0.04 1.67
イオンモバイル 12:37 0.73 1.05
エキサイトモバイル 12:46 0.49 2.15
nuroモバイル 12:50 0.49 1.91
ドコモ(mopera U) 12:55 3.94 1.61

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