iOS 11では32bitアプリが動かず タイトーはゲームアプリ5つを配信終了に

» 2017年09月19日 20時18分 公開
[田中聡ITmedia]

 日本時間で9月20日に配信される「iOS 11」だが、バージョンアップする前に注意してほしいことがある。それは、iOS 11では32bitアプリが利用できなくなることだ。

 iOS向けアプリは、32bitと64bitのものがあるが、Appleは2015年2月1日以降に登録するアプリを64bit化するよう義務付けている

 自分のiOSデバイスに32bitアプリがあるかどうかは、「設定」→「情報」→「App」から分かる。32bitアプリがあると「App互換性」の画面に切り替わり、該当アプリの一覧が表示される。ここでアプリをタップすると、App Storeに残っているものはApp Storeのページに移るが、64bit化のアップデートができなければiOS 11では動作しない。この一覧からは、既にApp Storeから削除されているアプリもある。なお、同名のアプリでも、64bit版が別途配信されている場合があるので確認しておきたい。

 「設定」→「情報」→「App」を押しても何も表示されなければ、手持ちのアプリは全て64bit化されていることになる。

32bitアプリ32bitアプリ この画面で「App」をタップ(写真=左)すると、iOS 11では動かない32bitアプリが表示される(写真=右)

 iOS 10以前の状態で32bitアプリを起動しようとすると、「このAppはiOS 11では動作しません。Appの開発元は、互換性の向上のためにこのAppをアップデートする必要があります」という警告文が現れる。

32bitアプリ iOS 11では動かない旨のアラート

 なお、タイトーは9月30日に、32bitアプリの「バブルボブル ダブル」「スペースインベーダー インフィニティジーン」「アルカノイド」「パズルボブル」「キャメルトライ」の配信を終了することを告知している。9月30日以降はApp Storeから削除され、ダウンロードもできなくなる。インストール済みでもiOS 11では動作しないので注意したい。

32bitアプリ タイトーの告知

 他に有名どころでは、ゲームアプリ「Flappy Bird」もiOS 11では利用できなくなる(App Storeでは既に削除済み)。

 また、32bit/64bitを問わず、アプリがそもそもiOS 11向けに最適化されていないと、64bitアプリでもiOS 11で利用できない場合がある。ここ最近、iOS 11に対応させるアップデートが多くのアプリに来ているが、自分がよく使うアプリにそのアップデートが来ているかも確認しておきたい。

32bitアプリ iOS 11対応のアップデートが増えている

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