いやあ、「iPhone X」はヤバいですな。気が付くと日常の写真はiPhone Xで撮っているし。持ちやすいし。起動しやすいし。ホームボタンなんていらんかったんだということが分かるし。
さてさてiPhone Xのカメラ機能レビュー第2弾では、iPhone 8 Plusや7 PlusとXを比べながらチェックしてみたい。やっぱり、それが一番分かりやすいし知りたいところだし。
どっちもiPhoneなんだからカメラの起動なんて同じだろう、と思われるかもしれないが、実は違うのである。
コントロールセンターを使ったカメラ起動はiPhone 8 Plusの方がちょっと有利。
iPhone Xは右上のバッテリーとかのアイコンがあるとこを下にフリックする必要があるからちょっと「指から遠い」けど、従来のiPhoneは下から上のフリックなので「指から近い」のだ。コントロールセンターからカメラを起動するクセを持っている人は要注意。
逆に、ロック画面からカメラを起動するならiPhone Xの圧勝だ。
従来のiPhoneはスリープから起こして「ロック画面にする」→「右から左へフリック」でカメラが起動する。
ただiPhoneを起こそうとホームボタンを押したとたん、瞬時にTouch IDが仕事をして、気が付くとホーム画面や最後に使っていたアプリの画面になっていたりするのである。そうすると、カメラを起動するのにワンテンポ遅れるのだ。
ああ、Touch ID優秀すぎ。かといってサイドボタンで起こすのは指の動きが余計に必要だし。
対してiPhone Xは画面をタップするだけでスリープから復帰するし、ロック画面にカメラアイコンがあるので、画面タップで起こす→カメラアイコンをグッと押し込んで(ぶるっと震える)カメラ起動と、シンプルな上に余計なことが起きないのだ。
【訂正:11月20日21時00分 カメラの起動方法を「カメラアイコンをちょい長押し」→「カメラアイコンをグッと押し込む」に修正しました】
これはめちゃ快適。今まで通り、右から左へのスワイプでもカメラは起動するので、そちらに慣れている人はそちらでも。
画面タップでロック画面が復帰する、Face IDが働いてもスワイプしないとホーム画面にならない、というのはカメラの起動を考えると実用的なのだ。
まあ当たり前だけど、カメラアプリ自体は同じなので、使いやすいも使いにくいもないですな。
ただ1つ。ずっと気になっていたんだけど、カメラアプリを起動したときに、ホームボタンの○とシャッターボタンの○がほぼ同じ大きさで縦に並んでいるのは、どうかと思わなくない?
ホームボタンが邪魔だなあと思ったことなくない?
デザイン的にそこが気になっていたので、iPhone Xのすっきり感はすごくいい。
こうして並べて見ると、シャッターボタンの位置がiPhone Xの方が少し下のエッジに近くなっていて、片手でお気軽に撮るとき深く握りづらい感はあるのだけど、まあそのくらいはいいかな。
AF速度などは体感できる差は感じない。
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