PayPayでは、たまった残高からPayPayユーザーに送金もできる。ホームのサブメニューから呼び出せるアカウント画面で「マイコード」を呼び出すと、自分のQRコードが表示される。これを相手に読み取ってもらい、金額を指定してもらえば送金してもらえる。自分が送金する場合は、相手のQRコードを読み取ればよい。相手が近くにいないときは、スキャン支払いタブから「友だちに送金する」を選び、電話番号を入力すればよい。
キャンペーンが始まった12月4日。早速近所のファミリーマートで買い物をしてみた。
1件目のファミリーマートに10時頃入店。9時にPayPayが使えるようになったばかりだから、筆者が初めてPayPayを使う客だったかもしれない。念のため、店員に「PayPay使えますか?」と聞いたら、1人の店員は何のことか分かっていないようで「QUICPayですか?」と聞き返されてしまった。もう1人の店員は分かっていて、「使えますよ」との返答。
753円分の雑誌と食品を購入。PayPay残高から支払ってみた。PayPay残高のバーコードはアプリのトップ画面に表示されるので、ワンタップで表示できるのはありがたい。無事に決済できた……のだが、753円を支払った履歴が残るのみで、20%還元されたのかは分からない。おや、と思ったが、あらためてキャンペーンの条件を見ると、20%のPayPayボーナスが付与されるのは、決済翌月の10日前後。だから、支払った直後に20%が還元されるわけではない。しかし何も表示されないのは不安だ……。
続いて、2件目はクレジットカードで333円分の食品を購入。やはり筆者が最初のPayPayユーザーだった(?)ようで、店員さんには「PayPayで」を5回くらい言って、ようやく理解してもらえた。
ここでは1件目と違う挙動になった。まず、決済時に「ペイペイ!」という音が鳴り、「おめでとうございます! 66円相当のPayPay残高GET」という画面がプッシュで表示された。あれ? 1件目はこの画面、出なかったのに……。ということは、1件目は手違いで20%還元されなかった? と思いきや、1件目の支払い履歴を見たら、「おめでとうございます! 150円相当のPayPay残高GET」と表示されので、無事に20%還元されたことが分かった。
PayPay広報に確認したところ、トップ画面のPayPay残高カードのコードを読み取ってもらう場合、「ペイペイ!」の音は鳴らず、プッシュで通知も来ないとのこと。これは素早く決済をしてもらうためだという。音が鳴って通知が来てもそれほど煩わしくないし、筆者のように「還元されていない?」と勘違いする人が出そうなので、この挙動は統一してもよかったように思う。
ともあれ、この「使わざるを得ない」キャンペーンでお得を享受しつつ、実は初めて使うコード決済の使い勝手がどんなものか、しばらく確かめていきたい。
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