2018年も残すところあとわずか。そこで、ITmedia Mobileの月間アクセスランキングを集計しつつ、1年を振り返ってみようと思います。
1月に続き、今回は2月のランキングを見てみます。
2018年2月1日〜2018年2月28日
2月はモバイル(ワイヤレス)通信関連では世界最大級のイベント「Mobile World Congress(MWC)」が開催される月。以前と比べると減ったものの、このイベントに合わせて発表される携帯電話・スマートフォンの新機種もあります。
今年(2018年)のランキングでは、1位と3位に同イベントに合わせてソニーモバイルコミュニケーションズが発表した「Xperia XZ2」シリーズに関する記事がランクインしました。
MWCに合わせて発表された「Xperia XZ2」と「Xperia XZ2 Compact」は、「Xperia Z」「Xperia XZ」両ファミリーが培ってきたスクエアデザインから一新。丸みを帯びたデザインにとなりました。「18:9ディスプレイ搭載」や「3.5mmイヤフォンマイク端子廃止」など、Xperiaとしては初めての要素も盛り込みました。
これらの「新要素」は広く賛否両論を呼びました。その結果かどうかは分かりませんが、この発表後、日本では旧モデルである「Xperia XZ1」の売れ行きが伸びました。
その後、シリーズのフラグシップモデルである「Xperia XZ2 Premium」が登場し、「IFA 2018」に合わせてXZ2の後継モデルである「Xperia XZ3」も登場するなど、ハイエンドモデルの展開にも若干の「ちぐはぐさ」が見られました。
2019年のXperiaはどうなるか。要注目です。
ランキングの6位に入った「固定電話との通話がしづらい状況――『ソフトバンク』『Y!mobile』で通信障害」は、2月19日の9時30分頃から18時44分まで発生した、ソフトバンクとY!mobileの固定電話との通話に関する障害を知らせた記事です。
実は筆者もこの障害の影響を受けた1人。自分のメイン携帯電話(NTTドコモ)から東京都内のある固定電話番号宛に通話しようとした所、なかなかつながりませんでした。その通話先が、ソフトバンクの固定電話サービスを使っていたのです。
当日、Twitterを始めとするSNSを確認すると、ソフトバンク・Y!mobile携帯電話やソフトバンク固定電話から他の固定電話、逆に他社の携帯電話からソフトバンク固定電話につながらないという書き込みが多かったように記憶しています。データ通信中心の時代でも、“電話”は重要な通信手段であるということを改めて思い知らされました。
故障や障害を全くなくすことは非常に難しいことではありますが、通信ネットワークは生活に欠かすことのできない非常に重要なインフラ。故障や障害が発生した際に迅速に復旧できるような取り組みを期待したいです。
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