2018年12月の通信障害は「エリクソンのせい」――ソフトバンク宮内社長が発言

» 2019年02月06日 16時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 2018年12月6日、ソフトバンクは4G LTE通信サービスにおいて大規模な通信障害を起こした。障害の継続時間は4時間25分、影響を受けた契約(MVNO分を含む)は約3060万件となり、2019年1月23日には総務省から厳重注意を受けている。

 この障害はエリクソン(Ericsson)が製造した「MME(Mobile Management Entity)」呼ばれる装置の更新ソフトウェアにあった不具合が原因で引き起こされたもので(参考記事)、他国の複数のキャリアでも、ほぼ同時刻に同様の障害が発生した。

 2月5日に行われたソフトバンクの決算説明会の質疑で、同社の宮内謙社長がこの障害について応答する場面があった。

登壇者 2月5日の決算説明会に出席したソフトバンクの経営陣。左から藤原和彦専務(CFO)、宮川潤一副社長(CTO)、今井康之副社長(COO)、榛葉淳(COO)、宮内謙社長

―― モバイル事業についてお伺いします。

 先月(12月)に通信障害がありました。上場会見の時に、(設備の納入者である)エリクソンと「いろいろ話をしているが賠償については協議していない」ということでしたが、直近でどういう話が行われていますか。責任の所在についても話が付いたのでしょうか。

宮内社長 この件は、完全にノーコメントとさせていただきます。

 ただ、悪いのはエリクソンです。それは事実です。あの時(上場会見の時)は怒られそうなので言えませんでしたが。

 あり得ないようなことが起こって、エリクソンとはいろいろな話をしていますが、それについてはノーコメントです。


 ソフトバンクとしては、あくまでもソフトウェアの不具合に気付かなかったエリクソンに責があるとの考えのようだ。

 ただ、原因はどうあれソフトバンク、Y!mobile(と両ブランド回線を利用するMVNO)のユーザーの多くが迷惑を被ったのは事実。責任を“なすりつける”よりも、再発防止に向けた真摯(しんし)な取り組みに期待したい。

質疑に応じる宮内謙社長 質疑に応じる宮内謙社長

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月16日 更新
  1. 15日配信「iOS 27」の新機能まとめ Siri AIの恩恵を受けられる機種は? 画像編集やSafariにも注目 (2026年09月14日)
  2. 「一瞬の退屈も我慢できない」SNS中毒“ドパガキ”ってなんだ? その心理と、日本以外の状況 (2026年09月15日)
  3. 出そろった「iPhone 18 Pro」の価格を4キャリアで比較 ソフトバンクが衝撃の安さ、楽天モバイルが異例の施策 (2026年09月13日)
  4. 折りたたみ「iPhone Duo」に、iPhone Proシリーズから乗り換えたら“失う”5つのこと (2026年09月15日)
  5. ドコモ、2027年度中に「5Gエリア=SA対応エリア」目指す 品質1位にこだわらず“体感品質”の向上を重視 (2026年09月15日)
  6. なぜLINEは“ちょっとした気遣い”で重宝された「ミュートメッセージ」を有料化したのか? (2026年09月08日)
  7. Apple、「iOS 27」と「iOS 26.7」を同時公開 セキュリティ修正はiOS 27が126件、26.7が82件 (2026年09月15日)
  8. 「iOS 27」配信開始 Siriを刷新、写真アプリやSafariにも新機能 アップデート内容をチェック (2026年09月15日)
  9. Apple Pencilが使える「iPhone Duo」は、iPad miniの代わりになるか? 必ず知っておきたい注意点 (2026年09月15日)
  10. iPhone Duoに競合メーカーが続々反応 「折りたたみの世界へようこそ」「Google Homeスピーカー21個買えます」 (2026年09月14日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー