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» 2008年06月30日 11時11分 UPDATE

ついに販売開始!!:HP 2133 Mini-Note PCで北京のオリンピックは楽しめるか (1/2)

直販サイトで販売が開始された(そして売り切れた)ミニノートPC「HP 2133 Mini-Note PC」。地上デジタル放送やワンセグは楽しめるのだろうか。

[王深紅,ITmedia]

まずは、やっぱり地上デジタル放送で見たい!!

ht_0806hp01.jpg 「HP 2133 Mini-Note PC」

 製品発表後に発売を延期したり販売を開始した途端に売り切れが相次いで販売停止になるなど、何かと話題を振りまいている「HP 2133 Mini-Note PC」。以前に取り上げた記事では、上位機でもYouTubeやニコニコ動画などの再生は何とか鑑賞できるレベルにあったが、4年に1度の開催が目前に迫ったオリンピックを楽しむことは可能なのか。上位のハイパフォーマンスモデルで試してみた。

 本機でオリンピックの競技を見るためには、まずTVチューナーが必要だ。ドタバタのすえ、何とかダビング10の開始日が決まったので、せっかくなら、ハイビジョンのきれいな画面で競技を観戦したい。そこで必要となるのが、地上デジタル放送を受信できるテレビチューナーユニットだ。ノートPCの本機にはUSB接続の外付けユニットが必須となるが、現時点では5月に発売されたバッファローの「DT-H30/U2」とエスケイネットの「MonsterTV HDUS」しか選択肢がない。動作環境を細かく見ていくと、要求されるCPUがCeleron M 450 2.0GHz同等以上(SP/LP画質時)と比較的低スペックになっているDT-H30/U2が(MonsterTV HDUSはCore 2 E4300/T7100以上)、本機で動作する可能性が高い。しかも、幸いなことにチューナーユニットが動くかどうかを確認できるテストプログラム「ストリームテスト fot 地デジ」が用意されている。

ht_0806hp02.jpght_0806hp03.jpght_0806hp04.jpg 原稿執筆時に購入可能だった外付けの地上デジタル放送対応テレビチューナーユニットは、バッファローの「DT-H30/U2」(写真=左)かエスケイネットの「MonsterTV HDUS」(写真=中央)のみ。機能面では内蔵タイプ(写真=右)のほうが有利だが、ノートPCでは搭載不可能だ


動作確認プログラムを走らせてみるも……

 はやる心を抑え、早速プログラムをダウンロードしてHP 2133で実行してみた。とはいえ、上位のハイパフォーマンスモデルでもCPUはVIA C7-M ULV 1.6GHz、下位のスタンダードモデルは同1.2GHzとさらに非力だ。たいして期待をせずにテスト画面を眺めていたのだが、カクカクとしているが思った以上に動くではないか。必要動作環境に達せず、いきなりテストが中断されると考えていただけに、予想以上の健闘だ。これは“ひょっとしたらもしかしたら”いけるのではないか、と淡い期待が芽生えた矢先、テスト結果の画面が表示された。

 結果は惨たんたるもので、「このパソコンでバッファローの地デジチューナをご利用いただけません」との診断がなされた。大半の項目で「×」や「NG」の文字が並んでおり、この結果はさもありなんといったところだ。

ht_0806hp05.jpght_0806hp06.jpg バッファローが提供する「ストリームテスト fot 地デジ」の画面(写真=左)。想定した以上に動くではないか! しかし結果は惨敗(写真=右)

なんと地デジ放送が表示されるではないか!

 そうはいうものの、一度乗りかかった船だ。ダメ元で「DT-H30/U2」を装着してみた。すると、番組視聴/録画ソフトウェア「PCastTV for 地デジ」の設定ウィザードではチャンネルスキャン時のテレビ画面が表示され、一度しぼみかけた期待に光が差す。さらにPCastTV for 地デジを起動すると、鮮明な(そしてガクガクな)テレビ画面が現れるではないか。まるで、映画「十戒」で紅海が真っ二つに割れたシーンを思い起こす感動に包まれるが、その喜びも十数秒後にエラーダイアログが表示されてPCastTV for 地デジが強制終了することで幕を閉じる。そう、VIAのグラフィックスドライバは著作権保護のCOPPに対応しておらず、液晶ディスプレイへの表示が許されないからだ。もちろん、先ほどのテスト結果をよく見ると、その旨がきちんと書かれていた。

ht_0806hp07.jpght_0806hp08.jpght_0806hp09.jpg PCastTV for 地デジの設定ウィザード画面(写真=左)。ダメ元でインストールしたが、チャンネル設定画面ではTV画面が拝むことができ、かすかな希望の灯がともる(写真=中央と右)

ht_0806hp10.jpght_0806hp11.jpght_0806hp12.jpg PCastTV for 地デジを起動したところ(写真=左)、わずかな時間ではあるが地上デジタル放送を見ることができた(写真=中央)。ところが、十数秒後にエラーダイアログが表されPCastTV for 地デジが強制終了してしまう(写真=右)

 きわめて予想されていた事態だが、やはりHP 2133で地上デジタル放送を楽しめなかった。しかし、地上デジタル放送にはまだ「1セグメント」が残されている。次のページでは、HP 2133でワンセグ放送をどこまで満喫できるのかを見ていこう。

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