先週末にツートップ秋葉原本店前で、多数のパソコンが乱雑に置かれているのを発見した。よく調べると、1台1980円の値がつけられ、ケースの内部にはマザーボードだけでなくメモリやCPUが装着されたままのものがたくさんある。詳細を調べようとしたが、すでに多数の人だかりができており、すぐに買い手がついてしまった。
同店に話を聞くと「つい1週間前まで現役で使っていたオフィス用マシンや、店頭のデモマシンなどがメインです。だからCPUやメモリも現在出回っているものが多いですね。ジャンク扱いでHDDは抜いてありますが、それ以外は完動する可能性がとても高いので、パーツ取りとしてもかなりお得だと思いますよ」とのことだった。
系列店から“いらなくなったPC”が集められたとのことで、週末に投入するために大量のストックを確保しているという。
こうした、驚きの“お宝”に突然出会えるのがアキバの魅力。とはいえ、偶然ばかりに頼っていては、そうそう美味しい思いはできない。高確率でお宝に出会える秘訣をソフマップ リユース総合館に聞いた。「中古ショップをめぐるのは1つの手段です。ただ、CPUなどは新品との価格差が小さいので、それほどのメリットはないかも。狙うべきはグラフィックスカード。登場したばかりの製品も、手持ちのマシンにささらなかったといった理由で結構持ち込まれるんですよ。今ならGeForce GTX 280カードが入れば4万4800円で売りますから、新品同様でも新品との価格差は大きいです」とのこと。
また、時流に合わせて相場が下がることもある。GENO OUTLETで人気があるのは、Let'snote LIGHT R3だ。これまでは5万2800円で販売していたモデルも、「EeePCに対抗するために4万9800円に統一しました。中古なら、バリバリの本格モバイルがEeePCと同じ値段で買えるんですよ」(同ショップ)と、人気ノートへの対抗値下げが行われている。要チェックだ。
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