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» 2011年02月09日 11時00分 UPDATE

海外プリペイドSIM導入マニュアル番外編:シンガポールで“お勧めじゃない”SIMを買っちゃった (1/2)

もし、シンガポールにSIMロックフリーのスマートフォンを持って行くなら、定番のプリペイドSIMカードがあるんだ。あっ! それは、違うSIMカードだああ!

[長浜和也,ITmedia]

プリペイドSIMカードは自信を持って購入しよう

 日本から飛行機で6〜7時間。英国統治時代の欧州的な雰囲気と東南アジアの風習風俗が入り混じるシンガポールは、観光目的に加えて、グローバル企業の多くがアジア太平洋州圏を統括するヘッドクォーターを設けているゆえに、ビジネスで訪れる外国人も多い。そのため、ネットワークインフラも整備されていて、3Gを利用したデータ通信サービスも複数の事業者から提供されている。

 日本からやってくるビジネスマンが多いこともあって、シンガポールにおけるデータ通信サービスの概要や、SIMロックフリーのスマートフォンで利用できるプリペイドSIMカードの情報は、モバイル関連のWeb媒体、個人のWebページやブログをはじめとして豊富にある。

 PC USERで「海外プリペイドSIM+無線LANルータ導入マニュアル」連載を執筆している山根康弘氏もシンガポールにおけるプリベイドSIMカードの情報を提供しており(あえて、どこでとは言わないが)、山根氏が紹介しているSingTelのデータ通信専用プリペイドSIMカード「Broadband on Mobile」で3日間定額プランを18シンガポールドル(約1170円)で購入するのが、当地を訪れてデータ通信用のプリベイドSIMカードを購入する日本人の定番となっている。この状況は2011年1月末に訪れたときも同じだった。

 プリベイドSIMカードは、シンガポールのチャンギ国際空港の両替所で販売している。羽田国際空港を深夜に出発した便はシンガポールに早朝5時半ごろ到着するが、この時間でも両替所は営業していてプリペイドSIMカードも購入できる。カウンターでは、シンガポールで利用できるプリベイドSIMカードを各種入手できる。

 先ほど紹介した定番のデータ通信専用プリベイドSIMカードの存在を知っていて、そのプリペイドSIMカードを購入しようという強い意志と優れた英会話能力を持つベテランは、目的のSIMカードを難なく手に入れられるが、定番のプリペイドSIMカードがどれだったかうろ覚えで、あやふやな英会話しかできない気弱な初心者は、通話もできる「hi! 3G Prepaid SIM Card」なるものを50シンガポールドル(約3250円)で購入することになる。なお、空港の両替所では日本で発行したクレジットカードはたとえVISAでも利用できず、支払いは現金のみとなる。

kn_sgpsim_01.jpgkn_sgpsim_08.jpg 「いいの、いいの、あなたは、これを買えば問題ないの」といったかどうかは分からないが、両替所のおねえさん(といっておこう)イチオシのプリペイドSIMカードは通話も3Gデータ通信にも対応する50ドルの“これ”(写真=左)。なお、同じ種類でもっと安い価格のプリベイドSIMカードもあるとのこと。なにー!(写真=右)

短期間滞在なら1Gバイト/7シンガポールドルでモリモリ使う

 データ専用プリペイドSIMカードを購入した同行のベテランが、「18シンガポールドルで下り6Mbps出るなんて、もう、これ、最強!」と狂喜する中、50シンガポールドルでhi! 3G Prepaid SIM Cardを購入した初心者は、いまひとつ納得できない思いを抱きつつ、データ通信のための開通手続きを始めた。通話もできるhi! 3G Prepaid SIM Cardでインターネット接続を利用するには、そのための開通手続きをしなければならない。

 その方法は、説明書の「How to enjoy 3G data usage content」に記されている。「*43327」に“ダイヤル”すると、SingTelからSMSが送られてくる。そのSMSに“空”返事を送ると、今度は「727050」からデータプラン選択の質問SMSが送られてくる。そこで聞かれるのは、「1.Prepaid Data Plans」と「2.Prepaid Blackberry Plans」の選択だ。Blackberryユーザー以外は、メッセージに「1」と入力しただけのSMSを送る。すると、今度は「717011」から、「1.有効期間とデータバンドルプランの選択入力をするか」「2.そのままデータバンドルプランを申し込むか」の質問がSMSで送られてくるので、これは、“2”と入力してSMSで返事する(1を選択すると、「購入したプリベイドSIMカードでは対応しない」と返事が来て最初から手続きを繰り返すことになる)。

kn_sgpsim_02.jpgkn_sgpsim_03.jpg 開通手続きの最初は「*43327」への“ダイヤル”だ。するとSMSでメッセージがくるので、“空”返事を送る(写真=左)。続いて送られてくるSMSには、BlackBerryユーザー以外は“1”を選択して返事する(写真=右)

 次に、「727012」から、利用するデータと料金プランの選択がSMSで送られてくる。hi!3G Prepaid SIM Cardで利用できるデータ通信には、10Mバイトにつき1シンガポールドルで1週間利用できるプランと、1Gバイトにつき7シンガポールドルで1週間利用できるプランが用意されている(そのほか、1Kバイトごとに0.27セントかかる従量制プランもある)。スマートフォンでWebブラウジングがメインの運用ならば、10Mバイト/1シンガポールドル、オンラインマップを利用するナビゲーションサービスや、ストリーミングコンテンツの利用、または、PCと接続したデータ通信サービスがメインとなる場合は、1Gバイト/7シンガポールドルのプランを選ぶようになるだろう。この選択を“1”または“2”と入力したSMSで返事すれば、「727015」から選択したプランの内容が確認のために送られてくる。これに同意する場合は、“1”と入力したSMSで返事する。

kn_sgpsim_04.jpgkn_sgpsim_05.jpg 次のSMSには、無条件で“2”を選択(写真=左)。最後に、データプランを選ぶ。滞在期間が短いなら1Gバイト/7シンガポールドルを選べば無難(写真=右)

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