GIGABYTEが自社製グラフィックスカードを強力アピール――「GIGABYTE Tech Tour 2011」Battlefield 3用ドライバの情報も(1/2 ページ)

» 2011年10月07日 17時51分 公開
[吉川慧(ぜせ),ITmedia]
「GIGABYTE Tech Tour 2011」。プレスやパーツ販売店向けに、GIGABYTEの最新グラフィックスカード製品の紹介が行われた

 10月6日、GIGABYTEとその日本販売代理店を務めるCFD販売は、NVIDIAの協力のもと、秋葉原UDX6階カンファレンスルームにて「GIGABYTE Tech Tour 2011」を開催した。

 プレスおよび一部パーツ販売店向けに開かれたイベントで、各セッションではGIGABYTEの最新グラフィックスカード「N56GSO-1GI」および「GV-N580SO-15I」を例に、冷却性や静音性のアピールを行ったほか、NVIDIA Japanテクニカルマーケティングエンジニアのスティーブン・ザン氏より、世界中で行われているゲームショウの状況や、現在オープンβテスト中のFPS「Battlefield 3」用グラフィックスドライバの情報が告知された。

うちのファンよく冷えて静かなんですけど……イマイチ知られてないんですよね

 グラフィックスカードの性能をアピールするセッションでは、日本販売代理店となるCFD販売事業推進部の倉本氏とGIGABYTE台湾本社マーケティングマネージャーのイテン・ツァイ氏が登壇。特にプッシュしていたのが、同社のグラフィックスカードに搭載されている冷却ファン「WINDFORCE」シリーズについてだった。

 まず、セッションの中でGeForce GTX 560搭載カードのN56GSO-1GIを手に取った倉本氏は、「GIGABYTEのグラフィックスカード製品に搭載している冷却ファンWINDFORCEシリーズは、他社さんの冷却ファンと比べても静かでよく冷えるんですが、あまりその性能が知られていないんです。例えば、このカードに搭載されているファン『WINDFORCE 2X』の静音性ですが、ベンチマークソフト『Furmark』を使ったフルロードテストを見ると、騒音は29デシベルとオフィス内での話し声よりも静かなんです」とコメント。

N56GSO-1GIのセッションに立った倉本氏(写真=左)。同カードに搭載されている冷却ファン「WINDFORCE 2X」。100ミリ径のファンを2基搭載し、4本の6ミリ径銅製ヒートパイプを装備する(写真=中央)。WINDFORCE 2X開発の歴史を交えながらセッションが進められた(写真=右)

搭載する並行傾斜ファンによる冷却性能および整音性をアピール(写真=左/中央)。ベンチマークソフト「Furmark」を使用し、GIGABYTE調べによる同社製品と他社製品との整音性の比較も行われた(写真=右)

 また、GeForce GTX 580搭載カードのGV-N580SO-15Iについてマイクを取ったイテン・ツァイ氏は、同カードに搭載されている「WINDFORCE 3X」について、「Furmarkを使ったベンチマークテストでは、リファレンスカードが76度まで温度が上がっているのに対し、WINDFORCE 3X搭載カードでは57度と約33%もの冷却性能の差がでました。また、米メディア『Tom's Hardware』による他社製品との比較では、高負荷時とファンスピード100%時に最も静かなカードだと評価を受けています」と優位性をアピールした。

GV-N580SO-15Iのセッションを行ったイテン・ツァイ氏(写真=左)。同カードに使用されている冷却ファン「WINDFORCE 3X」。3基の冷却ファンを搭載し、2本の8ミリ径銅製ヒートパイプを装備するほか、140(幅)×86(奥行き)ミリと大型のベイパーチャンバを備える(写真=中央)。WINDFORCE 3Xのパーツ構成(写真=右)

同ファンのエアフローについての図解。ファンの配置を傾斜させることで、より効果的なエアフローを実現しているという(写真=左)。GeForce GTX 580のリファレンスカードとGV-N580SO-15Iの冷却性能の比較。ベンチマークソフトFurmarkを使用したGIGABYTE調べによるもの(写真=中央)。米メディア「Tom's Hardware」による他社カードとの性能比較(写真=右)

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