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» 2011年11月07日 10時00分 UPDATE

古田雄介のアキバPickUp!:「久々の瞬殺っすね」――8コアのAMD FXがようやくデビュー! (1/4)

AMDの新ハイエンドCPU「FX-8150」が、発売日の昼には入手困難になるほどの反響をともなって登場。HDDショックは継続中ながら、バトルフィールド3の販売も始まり、自作市場はにわかに活気づいている。

[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

「8コアならではの強みが提示できるか否かが勝負ですね」――AMD FX-8150/8120が出回る

og_akiba_001.jpg パソコンハウス東映の価格表

 11月4日、「Bulldozer」ことAMD FXシリーズの8コアモデルとなる「FX-8150 LIMITED EDITION」と「FX-8120」が複数のショップで発売された。価格は順に3万1000〜7000円と1万9000円弱。AMD FXシリーズは10月後半に6コアの「FX-6100」(1万5000円弱)と4コアの「FX-4100」(1万円弱)が登場しており、FX-8150を組み込んだショップブランドPCも同時期から売られているが、8コアモデルがパーツ単体で出回るようになったのは初めてだ。

 FX-8150は標準3.6GHz(Turbo Core最大4.2GHz)で動作する最上位モデルで、日本限定で500台生産された「LIMITED EDITION」は、リテールのCPUクーラーの代わりに、Antec製の組み立て済み水冷キットを同梱している。もう1つのFX-8120は空冷クーラーを付属する通常モデルで、標準3.1GHz(Turbo Core最大4.0GHz)となる。2モデルともにTDPは125ワットで、L3とL2キャッシュは8Mバイト搭載する。

 先んじて出回ったFX-6100/4100の売れ行きとは対照的に、8コアモデルは発売と同時に購入するユーザーが多かったという。特に際立っていたのは、FX-8150 LIMITED EDITIONだ。

 パソコンハウス東映は「開店と同時に買われたので、本当に瞬殺という感じでした」と振り返る。ほかにも、開店前のショップの前にFX-8150狙いのユーザーが複数人いたと語る店員さんが多かった。

 ドスパラ パーツ館は「AMDファンがずっと待ち続けていたのは、6コアでも4コアでもなく、8コアのBulldozerですからね。事前にAMD 900系マザーを購入していたのも、そうしたコアなファンの人たちだと思います。これでようやく出そろったので、あとは評価が定まるのを待つ感じでしょうか。通常版のFX-8150も追って出てきますし、定番の人気が出ればうれしいですが」と話していた。

 ただし、初回の好調ぶりを手放しで喜ぶ姿勢は少ない。某ショップは「AMD FXはオーバークロック耐性の高さが注目されていますが、ラインアップが出そろった後は、普通の使い方でのパフォーマンスを重視する方が増えてくるでしょう。でも、現時点ではいろいろなベンチマークテストで際だった結果を残していないんですよね。もうしばらくすると、インテルもLGA 1366系に代わる上位のプラットフォームを出してきますから、なるべく早めに8コアならではの強みなど、明確なメリットを提示できないと厳しいでしょう」と語った。

og_akiba_002.jpgog_akiba_003.jpgog_akiba_004.jpg AMD「FX-8150 LIMITED EDITION」(写真=左)。AMD「FX-8120」(写真=中央/右)

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