CeBIT 2012は、いよいよ明日から!CeBIT 2012

» 2012年03月06日 08時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

CeBIT 2012のカンファレンスで注目したいのは?

 CeBIT 2012が3月6日(現地時間)から始まる。日本時間の3月7日の未明から、このイベントの情報が入電し始めるだろう。初日の3月6日には、各企業のプレスカンファレンスがずらりと並ぶ。PC USER的に関係のある、Acer、Microsoft、Intelが、この初日にカンファレンスを行う。

 Acerは、CeBITのカンファレンスで新モデルを公開するのが恒例だ。すでに、2012 International CESで次世代のUltrabookとして「Aspire S5」を発表しているが、同社のノートPCラインアップ、特にTimelineシリーズで未発表モデルの動向をチェックしたい。また、Microsoftは、“Windows 8 Beta”のライブデモを行うと予告している。

 そして、Intelは、Ultrabookに関するカンファレンスに続いて、OEMパートナーと連携した“Showcase”を行う予定だ。Ultrabookでは、2012 CESでも予告のあった“第3世代のCoreプロセッサーファミリー”搭載予定モデルに関する続報に期待したい。そして、Showcaseでも、2012 CESでMSIやGIGABYTEが公開したIntel Z77 Expressなどの“Intel 7 シリーズ”チップセットを搭載するマザーボードが、多数のベンダーから登場する可能性がある。

 Intelについては、3月8日(現地時間)にクライアント技術の解説を行う予定になっている。CeBIT 2011では、ここで、Intel Z68 Expressチップセットでカバーする新機能を明らかにしているので、CeBIT 2012でも、同様の解説がある“かも”しれない。

一方で、展示ブース事前公開は減少

 正式開催前日というと、報道向けの説明会が朝から晩までぎっしり、というのが、海外の展示イベントでは通例だ。しかし、総合的なIT関連展示会のCeBITでは、コンシューマー関係の企業だけでなく、産業全体にかかわる企業が参加するため、PC USERとして関連する内容のプレスカンファレンスは意外と少ない。

 それでも、これまでは、MSIやASUSが、展示ブースの事前公開を行ってきたが、CeBIT 2012では、PCパーツベンダーによる事前公開がない。それどころか、MSIは関係者だけが入場できるクローズエリアに展示ブースを構え、これまで大規模なブースを用意していたASUSは、参加していない(え? ASUSが近隣ホテルで説明会をやっていたって?)。

 そういうわけで、開催前日にプレスカンファレンスや事前公開を行った企業の中で、PC USERが関係する唯一のベンダーであるSamsungの展示ブースを紹介する。ただ、その内容は、クラウドコンピューティングや教育、省エネルギーといったソリューションの提案であり、未公開モデルの展示はなかった。

 PC USERが気になる展示は、正式開幕の6日以降! ということで、続報を期待して待っていただきたい。

開催前日の夕方に行われたのに、まだまだ、作業途上のSamsung展示ブース。事前公開の脇で設営作業が続く、というより、作業の片隅で事前公開が行われたというのが正しい表現だろう

日本でも発表した“テーブルPC”がCeBIT 2012に登場。世界中から集まった報道関係者も一番興味を示した展示だった

こちらも、日本で発表したシンクライアントPCだ。クラウドコンピューティングの端末として、日本企業にもプッシュしていく予定だ

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