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» 2012年05月09日 11時00分 UPDATE

2012年PC夏モデル:全機にIPSパネル搭載、CPUも世代交代した液晶一体型PC――「FMV ESPRIMO FH」

液晶一体型PC「FMV ESPRIMO FH」は、すべてのモデルがIPS液晶を搭載したほか、上位モデルのCPUが“Ivy Bridge”世代のCore i7となり、下位モデルは新デザインを採用した。

[池田憲弘,ITmedia]

CPUは“Ivy Bridge”世代のCore i7

photo FH98/HMは3D立体視に対応しており、3Dメガネが付属する

 富士通は5月9日、AV機能重視の液晶一体型PC「FMV ESPRIMO FH」の2012年夏モデルを発表した。ラインアップは、23型ワイド液晶を搭載する「FH98/HM」「FH77/HD」と、21.5型ワイド液晶を搭載する「FH56/HD」「FH54/HT」の計4モデルを用意する。

 出荷開始日は2012年5月17日。想定実売価格はFH98/HMが25万円前後、FH77/HDは23万円強、FH56/HDが21万円強、FH54/HTが16万円強となる。

 今回の夏モデルでは、FH54/HTを除く3モデルが“Ivy Bridge”世代のCPU「Core i7-3610QM(2.3GHz/最大3.3GHz)」とIntel HM76 Expressチップセットを組み合わせたシステムを搭載し、約5秒でテレビが起動する“クイックテレビ”機能(視聴専用/地上デジタル放送)に対応したのが大きな特徴だ。

 3D立体視に対応するFH98/HMはストレージ容量を強化しており、7200rpmの3TバイトHDDを搭載する(従来は2Tバイト)。そのほか、8Gバイトのメモリ(4Gバイト×2、最大16Gバイト)、BDXL対応Blu-ray Discドライブ、デジタル3波(地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタル)対応テレビチューナー、約92万画素のWebカメラを備える。IPS方式の23型ワイド液晶ディスプレイはフルHD(1920×1080ドット)に対応し、テレビ録画は「長時間15倍ダブル録画」を利用できる。

 FH77/HDは、HDDの容量が2Tバイト(5400rpm)で、3D立体視に対応しないこと以外は、FH98/HMと共通の仕様となる。カラーバリエーションは従来通り3種類だが、夏モデルでは従来のワインレッドよりも明るいルビーレッドを採用した。

photophotophoto FH77/HDのカラーバリエーションはシャイニーブラック、ルビーレッド、スノーホワイトの3色。夏モデルからワインレッドは、より明るい赤色のルビーレッドとなった

下位モデルは新デザインを採用、液晶ディスプレイはIPS方式に

 下位モデルはデジタル3波対応テレビチューナーを搭載するFH56/HDと、地上デジタルチューナーを2基搭載するFH54/HTの2モデルを用意する。今回の夏モデルでは、液晶ディスプレイが20型ワイドから21.5型ワイドとなり、フルHD表示に対応した。また、デザインをリニューアルし、フレームとパネルの境目がない“フルフラットファインパネル”を採用し、液晶は広視野角が特徴のIPSパネルとなった。

 FH56/HDの主な仕様は、液晶ディスプレイのサイズ以外はFH77/HDとほぼ共通だ。春モデルと比較すると、メモリが増量し(4Gバイトから8Gバイトに)、HDMI入力端子を新たに備えた。FH54/HTは春モデルから引き続き、CPUはCore i3-2350M(2.3GHz)、HDDの容量は1Tバイト(7200rpm)、メモリは4Gバイト(4Gバイト×1)となる。長時間15倍ダブル録画には対応しない。

photophotophoto FH56/HDのカラーバリエーションはシャイニーブラック、ルビーレッド、スノーホワイトの3色で、FH54/HTのカラーバリエーションはシャイニーブラックとスノーホワイトの2色となる

 インタフェースは全モデル共通で、USB 3.0を3基、右側面にUSB 2.0を3基(左側面にある1基は電源オフUSB充電機能対応)、SDXC対応SDメモリーカード/メモリースティックPRO対応のカードスロット、音声入出力、HDMI入力(3D映像は不可、FH54/HTは搭載しない)を備える。ネットワーク機能はIEEE802.11b/g/nの無線LANとギガビットLANを利用できる。また、上位モデルのFH98/HMとFH77/HDは液晶背面に「ナノイー」発生ユニットを搭載する。

 プリインストールOSは64ビット版のWindows 7 Home Premium(SP1)で、オフィススイートはOffice Home and Business 2010を採用する。本体サイズと重量は、23型ワイドディスプレイ搭載モデルが565(幅)×234(奥行き)×435(高さ)ミリで、約10.4キロ(FH98/HMの場合)。21.5型ワイドディスプレイ搭載モデルは518(幅)×175(奥行き)×410(高さ)ミリで、約6.9キロ(FH56/HDの場合)。

 富士通直販サイト「WEB MART」のカスタムメイドモデルでは、CPUをPentium B960に変更できるほか、メモリを16Gバイトまで増量できる。このほか、キーボードを光沢加工を施したグロッシータイプに変更したり、光学ドライブをDVDスーパーマルチにすることも可能だ。

FMV ESPRIMO FH店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
ESPRIMO FH FH98/HM 液晶一体型 新CPU、HDD強化、クイックテレビ追加 Core i7-3610QM (2.3GHz/最大3.3GHz) 8GB 3TB 64ビット版7 Home Premium (SP1) 25万円前後
FH77/HD(3色) 液晶一体型 新CPU、新カラー、クイックテレビ追加 Core i7-3610QM (2.3GHz/最大3.3GHz) 8GB 2TB 64ビット版7 Home Premium (SP1) 23万円強
FH56/HD(3色) 液晶一体型 新CPU、フルチェンジ Core i7-3610QM (2.3GHz/最大3.3GHz) 8GB 2TB 64ビット版7 Home Premium (SP1) 21万円強
FH54/HT(2色) 液晶一体型 新デザイン、液晶強化、新チップセット Core i3-2350M (2.3GHz) 4GB 1TB 64ビット版7 Home Premium (SP1) 16万円強
FMV ESPRIMO FH店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV/オフィス 重量
ESPRIMO FH FH98/HM 3D対応23型ワイド 1920×1080 Intel HM76 BDXL対応Blu-ray Disc CPU統合 3波デジ×2、地デジ×1/Office Home and Business 2010 約10.4キロ
FH77/HD(3色) 23型ワイド 1920×1080 Intel HM76 BDXL対応Blu-ray Disc CPU統合 3波デジ×2、地デジ×1/Office Home and Business 2010 約10.9キロ
FH56/HD(3色) 21.5型ワイド 1920×1080 Intel HM76 BDXL対応Blu-ray Disc CPU統合 3波デジ×2、地デジ×1/Office Home and Business 2010 約6.9キロ
FH54/HT(2色) 21.5型ワイド 1920×1080 Intel HM76 BDXL対応Blu-ray Disc CPU統合 地デジ×2/Office Home and Business 2010 約6.8キロ

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