ナショナル ジオグラフィック チャンネルは、PCの技術を紹介する「NatGeo Labo」を8月9日から放送している。この番組では、PCの進化やCPUの進化を解説するほか、PCの構造、そして、自作PCについても取り上げる予定だ。この番組の放送と連動して、夏休みに親子でPCの組み立てを実際に体験してもらう「PC DIY教室 Nat Geo Experience」を開催した。インテルの協力を得て、上野国立科学博物館で8月20日と21日に行い、1日2回、計4回の組み立て教室に計48組が参加した。
イベントの主催はナショナル ジオグラフィック チャンネルを放送するFOXインターナショナル・チャンネルズだが、自作するPCの機材提供、CPUやマザーボード、システムメモリにSSDといったパーツの解説、そして、親子1組に専属1名のサポートスタッフ(イベントでは、“エキスパートのお兄さん”と呼んでいた)などは、インテルと販売代理店のテックウィンドなどが協力している。
自作PC組み立てイベントで用いた機材は、CPUがCore i5-3570K(3.4GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.8GHz、クアッドコア4スレッド対応)、マザーボードはIntel H77 Expressチップセット搭載の「DH77EB」、そして、データストレージに容量120Gバイトの「Intel SSD 330」を用意した。このほか、システムメモリはKingstoneのDDR3-1333 4Gバイトメモリを2枚と光学ドライブを、ミドルタワータイプのPCケース(電源は500ワットタイプを標準で内蔵)に組み込んでいく。
イベントでは、組立作業の前に、PCを構成するパーツについて解説を行った。この“座学”の部分が単調で長すぎると、参加する子どもたちはたちまち退屈してしまうが、今回は、絵入りの解説資料を用意したほか、専門のMCによる“飽きのこない話”で説明を短い時間でまとめていた。PCパーツの解説で取り上げていたのは、CPUとシステムメモリと、そして、SSDだ。その役割を「料理」に例えて説明しているが、SSDは食材を長期間保存する「冷蔵庫」に、システムメモリは、食材を料理するために一時的においておく「まな板」に、そして、CPUは食材を使って「料理を作る人」にそれぞれ置き換えている。
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