「NEXTGEAR-NOTE i300」シリーズは、11.6型ワイド液晶ディスプレイ(1366×768ドット表示)を搭載するボディにハイスペックなパーツを凝縮したモバイルゲーミングモデルだ。重量は約1.8キロと、11.6型クラスにしてはやや重いが、287(幅)×207(奥行き)×12.7〜37.1(高さ)のコンパクトなボディは、カバンにさくっと収納できて好きなところへ持ち出せる。出張先のホテルや(無線LANの届く)カフェ、あるいは友人宅で主催したPCゲーム大会など、いつでもどこでも自分のマシンでネットゲームの世界に参戦できるのがウリだ。
ここでおすすめする「NEXTGEAR-NOTE i300GA6」は、第3世代クアッドコアのCore i7-3630QM(2.4GHz/最大3.4GHz)と、2Gバイトのグラフィックスメモリを積んだGeForce GT 650Mを組み合わせており、負荷の高い最新3Dゲームもある程度はこなせる実力を持つ。そのほかのスペックも、メモリ容量が16Gバイト、ストレージには速度と容量を両立するハイブリッドHDDを採用するなど、モバイルPCの外見には似合わない強力な構成になっている。それでいて価格は8万9880円と安価なのもうれしい。
バッテリー駆動時間は公称値で約4時間。使用アプリケーションに応じて内蔵GPUと外付けGPUを自動で使い分けるOptimus Technologyに対応しており、モバイルゲーミングPCとしてはもちろん、薄さを追求したUltrabookでは到達できない“超高性能”なモバイルPCとしても魅力的だ。なお、ストレージに480GバイトのIntel 520シリーズを採用した上位モデル「NEXTGEAR-NOTE i300PA6」もラインアップされているので、モバイルゲーミングを極めたい人はこちらも検討してみよう。
製品名 | NEXTGEAR-NOTE i300GA6 |
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CPU | Core i7-3630QM(2.4GHz/最大3.4GHz) |
メモリ | 16GB(PC3-12800) |
ストレージ | 750GB ハイブリッドHDD |
グラフィックス | GeForce GT 650M |
液晶ディスプレイ | 11.6型ワイド(1366×768ドット) |
本体サイズ | 287(幅)×207(奥行き)×12.7〜37.1(高さ)ミリ |
重量 | 約1.8キロ |
バッテリー駆動時間 | 約4時間 |
OS | 64ビット版Windows 8 |
価格 | 8万9880円 |
G-Tuneブランドを冠したノートPCでフラッグシップに位置するのが「NEXTGEAR-NOTE i970」シリーズだ。1920×1080ドットのフルHDに対応した17.3型ワイドの大画面液晶をはじめ、NVIDIAの高性能モバイルGPUであるGeForce GTX 680Mや、ノートPCでありながらストレージの性能と容量を両立するSSD+HDDのツインドライブ構成は、量販店に並ぶメーカー製スリムデスクトップPCを軽く凌駕(りょうが)する性能を備える。ひとり暮らしで部屋にタワー型PCと液晶ディスプレイを置くスペースが確保しづらい、という人に最適だ。
ボディカラーをグレーで統一したデザインは、天板とパームレストにアルミヘアライン加工を施してフラッグシップ機としての高級感を演出。さらに、イルミネーション機能付きのキーボードバックライトがいかにもゲーミングノートPCらしい雰囲気を醸し出している。
G-Tuneノートの最高峰だけあって、上を見ると35万円近いモデルも存在するが、ここで取り上げた「NEXTGEAR-NOTE i970SA3」は、17万9970円と現実的に手が届きやすい価格に収まっている。基本スペックは、CPUにCore i7-3630QM(2.4GHz/最大3.4GHz)、外付けグラフィックスにGeForce GTX 680M(グラフィックスメモリ4Gバイト)を採用して、負荷の高い3Dゲームも余裕で楽しめるパフォーマンスを実現。さらにメモリは16Gバイト、ストレージは120GバイトSSD+1TバイトHDDと死角はない。光学ドライブは、価格を抑えるためにDVDスーパーマルチドライブとなっているが、ゲーム用途なら問題はないだろう。もちろん、本機の高い処理性能は、ゲームだけでなくあらゆる作業を快適にこなせるはずだ。
製品名 | NEXTGEAR-NOTE i970SA3 |
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CPU | Core i7-3630QM(2.4GHz/最大3.4GHz) |
メモリ | 16GB(PC3-12800) |
ストレージ | 120GバイトSSD+1TバイトHDD |
グラフィックス | GeForce GTX 680M(4GB) |
液晶ディスプレイ | 17.3型ワイド(1920×1080ドット) |
OS | 64ビット版Windows 8 |
価格 | 17万9970円 |
最後に紹介するのは、15.6型ワイドのフルHD液晶ディスプレイを搭載する「NEXTGEAR-NOTE i510」シリーズだ。ゲーミングノートPCながら、7万を切る低価格な構成も選べるコストパフォーマンスモデルで、最上位シリーズのNEXTGEAR i970と同様に、ストレージを2台搭載するツインドライブ仕様も受け継いでいる。
ボディのカラーリングは黒を基調としたシンプルなデザインだが、天板は格子状の模様の上に光沢感のある塗装を、パームレストにはヘアライン加工を施し、それなりに高級感もある。左右両側面の手前側にメディアカードリーダーやUSB 3.0/2.0ポート、音声入出力といった着脱頻度の高い端子を並べているのも好印象だ。また、映像出力としてHDMIとアナログRGBの2つを用意している。
競争力の高い価格設定と、第3世代Coreプロセッサーに強力な外付けグラフィックス、そして大容量ストレージという組み合わせは、「とりあえず何でもできる手ごろなオールインワンノートPCが欲しい」というニーズに向いている。
特に今おすすめなのが、全5モデルのラインアップの中で下から2番目に位置するシルバーモデル「NEXTGEAR-NOTE i510SA5」だ。というのも、現在(執筆時点)i510SA5は、期間限定のSSD無償追加キャンペーン対象機種で、追加費用なしで120GバイトSSDと500GバイトHDDのツインドライブ構成が標準仕様になっている。そのほかのスペックも、CPUがCore i7-3630QM(2.4GHz/最大3.4GHz)、メモリが8Gバイト、DVDスーパーマルチドライブ、グラフィックスがGeForce GT 650M(グラフィックスメモリ1Gバイト)と、バランスよくまとまっている。これで価格が8万円を切る7万9800円というのだから破格というほかない。ゲームが目的でなくても、Windows 8を搭載したハイパフォーマンスノートが欲しいと考えている人は、要注目の1台だ。
製品名 | NEXTGEAR-NOTE i510SA5 |
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CPU | Core i7-3630QM(2.4GHz/最大3.4GHz) |
メモリ | 8GB(PC3-12800) |
ストレージ | 120GバイトSSD+500GバイトHDD |
グラフィックス | GeForce GTX 650M(1GB) |
液晶ディスプレイ | 15.6型ワイド(1920×1080ドット) |
OS | 64ビット版Windows 8 |
価格 | 7万9800円 |
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